7月下旬から8月上旬にかけて、私は数年ぶりにすごいストレスを感じていました。
些細なことが積み重なり、
過去の選択を後悔する
という非常に生産性のないことをしていました。
その一つが、
眼鏡。
7月末ごろ、私は8年ぶりに眼鏡を新調したんです。
普段はコンタクトで家でだけ眼鏡をかけているのですが。
今後は外でもちょこちょこ眼鏡で過ごしたいと思い、新しくオシャレな眼鏡を作ることにしました。
以前は、明洞の「ビエンナ眼鏡」というところで作っていました。
そこの店長さんが、お客さんに似合う眼鏡をパッと選んでくれるのです。
2~3個作りましたが、どれも気に入っていました。
久しぶりに明洞まで行くか・・・・
てか、ビエンナ眼鏡はまだあるのかしら・・・?(最後に行ったのは2014年の出産前)
と思っていたら、マグロさんが、
「僕が老眼鏡を作ったところがいいよ!そこのおじさん、すごく親切だったから!」
というものですから、地元のとある眼鏡屋へマグロさんと一緒に行きました。
地元にある普通の眼鏡屋さんです。
お客さんもちょこちょこいて、悪くなさそうです。
マグロさんが親切だというおじさんがいたんですが。
何言ってるかさっぱりわかんねえ。
私の韓国語力が足りないんだわ!と思っていましたが、マグロさんも聞き取れていませんでした。
何言ってるかイマイチわからないおじさんは職人っぽい方で、視力の測定も丁寧にやってくれました。
おお!なんか、信用できそう!!
視力の測定後はフレーム選びです。
私はこんな感じの眼鏡を考えていました。
ちょっと大きめのレンズで、個性的なフレーム。
私の希望を伝えましたら、おじさんが
「ああ、そういうフレームはダメですよ!!お客さんは強度近視だから、どんなフレームでもいいってわけじゃないんです。よかったら、私がいくつかおススメしましょうか?」 と。
なるほど・・・
ビエンナ眼鏡での経験があったので、プロに選んでもらったほうが間違いないかも?と思いました。
強度近視でも大丈夫だというフレームをいくつか出してくれました。
で、出されたのがどれも、
細いフレーム。
いや、全然好みじゃないわー!
私は太めの存在感があるフレームがいいんだよ!
しぶしぶかけてみたら、おじさんもマグロさんも大絶賛。
えっ・・・?
これがいいって・・・?
でもよく考えたら、私が日本語を教えている若い子たちはみんな細いフレームなのです。
私が30年前に初めて眼鏡を作ったときのような、細いフレーム。
眼鏡の学生を見るたび、
なぜこんなダサいフレームを・・・?
と思ったものですが、若者はみんな細いフレーム。
若者のファッションをダサいと感じたら、それは自分が流行おくれになっている可能性があります。(実際そう)
自分の好みではありませんが、他人がおススメしてくれるやつにしてみようと思いました。
普段から、私の好みじゃないものを身につけていると褒められることがあるものですから、自分のセンスに自信がなかったのです。
おススメされた細いフレームの中で、一番伸びる壊れにくいものを選びました。
そして、強度近視でも目が小さくならないよう、レンズも最高級のものを。
結果、数万ウォン(数千円)で眼鏡が作れる韓国で、お値段225000ウォン(22500円)
在韓の友達には「高いな!」と言われた値段です。(日本では普通かな?)
数日後、マグロさんとエビと一緒に取りに行きました。
早速かけてみましたら、クラクラ酔わないし、キレイに見えます。
眼鏡をかけて試しにあちこちを見ていたら、マグロさんがボソッと、
「イクラはほんっとに目が悪いんだね・・・」
・・・・・・・・?
今更何言ってんの?
と思っていたら、おじさんが私の前に鏡を持ってきてくれました。
そこで初めて、新しい眼鏡をかけた自分の姿と対面したわけですが。
!!!!!
激烈ブサイク。
え?ナニコレ?
これが私の新しい眼鏡???
フレーム選びの時にかけた印象と全く違う!!
最悪・・・
この不細工な姿を皆様にお見せしたいところですが、眼鏡なので顔の加工が難しく。
「眼鏡 失敗」などで検索していたら、このような記事を発見!!
この記事のライターさんが強度近視用の眼鏡をかけた写真を載せていらっしゃったのですが、それがまさに私の姿でしたので、お借りしました。
まさにこれ。
フレームの雰囲気も同じ。(私のは黒)
レンズの中に、もうひとつ輪郭が見えています。
ひどくない?
目が小さくならないよう最高級レンズにしたのというのに。
そこには目が小さくなり、左右に離れて見える不細工な私がいました。
目が悪すぎて、最高級レンズでもダメだったのでしょうか?
それとも、おじさんに詐欺られた??
8年前にビエンナ眼鏡で作った眼鏡と比べてみたら、ビエンナの方も多少は小さくなっていますが、フレームのおかげで目立たちません。
新しい眼鏡↓
下に大きいレンズなので、目の下の隈やしわも目立ちます。
こちら、8年前にビエンナ眼鏡で作ったもの↓
レンズが小さめ、かつフレームに存在感があるので目が小さくなっていると感じさせず。
目の下もフレームでうまい具合に隠れています。
先ほど、リンクした強度近視の人におすすめの眼鏡の記事を読んだら。
強度近視の人は、レンズが小さめで派手めのフレームがいいようです。
おじさんにおススメされたやつと正反対。
なぜ自信満々にフレーム選びを買って出たのか・・・
あまりのショックに眼鏡を買った日から一週間は一度もかけませんでした。
Twitterのフォロワーさんが「見慣れてないだけ」と励ましてくれたので、今はちょこちょこかけるようにしているのですが、新しい眼鏡で外に出る勇気はなく。
今も鏡を見るたびにテンション下がります。
眼鏡屋の前を通るだけで後悔で泣けてくるし。
ドラマやバラエティを見ていても、眼鏡ばっかり気になっちゃって。
竹山さんの眼鏡ですら羨ましい。
(レンズ小さめで派手なフレーム)
全ては自分の選択で、誰のせいでもないと分かっているのですが。
ついつい、あの眼鏡屋に連れていったマグロさんにもイラっとしてしまうのでした。
ちなみに、このブログを書きながら、「ビエンナ眼鏡」を検索したらコネストさんの記事がありました。
コロナで「土日だけの営業」とありますが、ガラガラになった明洞で生き残っていらっしゃるようです。
次回は必ずビエンナ眼鏡まで行きます!!!
強度近視に合いそうなフレーム。
ジョンレノン眼鏡だって!!!