セーフになったら好判断、
アウトになったら「壊れた信号」呼ばわり、
三塁コーチはけっこうシビアな仕事である。
阪神だから大ニュースになっているが、
藤本コーチの件は
・外野手がフェン直をダイレクトで処理してた
・ヤクルトは中継がいいことはわかってた
・次打者がこの日調子が良かった
などの理由で「アホか」ってことになっている。
私のような冷静な判断より「えいやっ」で物事を
終わらせる人間に言わせれば、
「わしでも回す」としか言いようがない。
これに比べれば、最近のパ・リーグで起こった
三塁コーチに関する2つの事件はもっと根深い。
事件1)
ハムの森本コーチが急に止めたので
あの好手巧打の水野くんが足を痛めて、
以降ハムが失速した
事件2)
西武の阿部コーチが止めるのが遅すぎて
三塁を回っていた長谷川が三塁に戻りきれず
アウトになって絶好のチャンスを逃し、
長谷川が阿部コーチをしばらく睨みつけた
いずれもぐるぐる回していたのに急に止めたのが原因で、
・なるべく判断を遅らせる
ちうのが鉄則だそうだが、選手に怪我をさせたり
戻れないタイミングで止めたり、こっちの方が罪が重い。
いずれも「そのままぐるぐる回していれば」
アウトセーフ関係なく
水野は怪我をしないで済んだし、
長谷川と阿部コーチが気まずくなることもなかった
のである。
私が考える解決法は2つ
1 回したのなら最後まで回しとおす
2 走塁に関してジャッジせず選手責任とする
個人的には三塁コーチは難しいこと考えずに
「迷ったら手をぶん回して欲しい」と考える。
途中で止めずに。私ならアウトでも責めない。
野球で一番スリリングなのは本塁上のクロスプレー
なんだから、それを増やす方が良いのだ。
2になったらコーチなんかいらんやん、
となるが・・その通り。
全部選手の判断でやればええやん、別に。
サインもいらん。
監督は継投だけ考える人ってことで。
少なくとも
一塁コーチって絶対いらん。
なんか耳打ちしてるだけの仕事やん。
選手の防具を預かるくらいなら、
バットボーイでいいのだ。