優勝決めたからって、
安心してる選手は誰もいない。
オリッの場合、これからCSメンバー争いが待っているので。
野手の場合、捕手以外「盤石」と言える選手はいないだろう。
誰も調子を落とすわけにはいかんのだ。
なんせ、一軍二軍シームレス!これがV3の要因なのだから。
そんな中、ついにこの男が上がってきた。
「冷遇?」とも思える今シーズンの福田の扱い。
若手がどんどん起用される中、
V2までに大貢献してきたこの背番号1の出番はなかった。
がしかし、
ファンなら誰しも福田が諦めるとは思っていない。
昨シーズン最終盤の活躍は忘れようがないし、
この男の半端ない根性は、ファーム試合からでも
ビンビン伝わってくる。
弱気のラオウ、強気の福田 二人合わせてハンドレッズなのだ。
最終アピールのチャンスを与えるところがさすが中嶋監督だし、
この根性の塊のような男は2安打でそれに応えた。
とにかくどの若手よりも「ギラギラ」している。
チームの将来など関係なく、
「若手を押しのけてでも」という気概が伝わってくる。
それこそが福田の真骨頂であり、
ここから先のポストシーズンに必要なものであろう。
誰がポストシーズンのベンチに入れるのか?
オリッ選手は「消化試合」などやってるヒマはないのである。
中盤まで活躍できなかったこの男もこのままでは終わらない。
福田と真逆の「冷徹な目」を持つこの男も
ポストシーズンに必要な要素を持ち合わせている。
楽天がCSに来たら、毎試合、田嶋でいい。
そしてついにロッテ、ソフトバンク、楽天が
2ゲームの中にが入ってしまった。
パ・リーグ全体に消化試合どころではない。
素晴らしい最終コーナーである。

