人間が飛んだり跳ねたりじゃない映画も見たくなる。

しっかり地面に足をつけた人間が本能に任せて

正しくはなくうごめいて「それを裁かない」映画を。

 

そんなときはマーチン・スコセッシだな。(唐突)

タクシー・ドライバー世代だから。

デ・ニーロは永遠にトラビスだから。

 

というわけで、Netflixで「アイリッシュマン」を見た。二回目だが。

 

 

ただただ「人間の存在感」を感じさせてくれる映画で、

まあ筋はどうでもええんだけど、長いけどずうっと見てられる。

やはり映像や音楽が最高だし、

デ・ニーロ、ペシ、アル・パチーノの存在に打ちのめされる。

 

あともうちょっとして、このあたりの俳優・監督がみんないなくなったら

映画は寂しくなるなあ。

 

で。この映画の私的な見所はですねえ

実在のモデル(ジミー・ホッファ)がそうだったんだろうが、

演じるアル・パチーノがひたすら大物なのに

「パフェ風のアイス」を食べるというところなのである。

 

普通ならビールとか飲んでいそうなシーンは全てパフェ。

かたわらには「カナダドライ」。

「あいつをどうにかしろ!意味はわかっとるな」とか言いながら・・パフェ。

服役中の刑務所でも、コックにパフェを作らせている。

 

私も「下戸」のままこの年齢になって「スイーツ命」だが、

もちろんそれがカッコいいとは・・思ってない。

でも!アル・パチーノはタフでハードな話をしながらパフェ食っても

カッコいいので、真似したい。

 

ということで、のんびりしたいと思い近所の「甲山」のふもとのカフェへ。

注文はこんなかんじ。

 

 

アル・パチーノのようにカッコよく・・は無理としても

せめて堂々といただこう。

 

そのカフェのすぐ近くには、こんなのがある。

T-岡田や坂口を育てたんかどうかはわからんけど・・

その時代のコーチやもんね。