プロペシアの回復効果のデータの根拠と1年目と3年目の臨床データの実情 | 育毛・発毛情報ブログ 国内外の最先端の育毛法で薄毛を解決する方法を紹介

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2013年10月03日
テーマ:ブログ
先日、簡単にではありますがプロペシアの臨床データへの疑問についてご紹介しました。
 
ご覧になっていない方は以下をご覧ください。
 
 
 
日本MSDHPをご覧に経験のある方は大変少ないと思います。またその中で医療従事者向けのページをご覧になったことのある方はさらに少ないと思います。

 
 
前回お知らせしたように日本でプロペシアを服用して3年目で98%の患者にAGAの進行が認められなかったとの臨床データ90%の方が「抜け毛が減った」「髪のボリュームが増えた」効果を実感したと回答をしています。
 
患者の満足度調査と同じ期間行われた臨床データの違いは前回お知らせしましたがその臨床データにも大きな差がございます。
 
 
上記プロペシアのサイトの患者向けのサイトを開いていただきINDEXの患者使用感調査データを開いていただくと90%が満足をしているとの調査結果が発表されています。
 
一番最初に目に入るのは6か月以上の使用で男性の90%が効果を実感している目に飛び込んできますがその内訳をご覧になったことはありますか?(200人を対象に行った満足ど調査)
  

抜け毛が減ったと実感
 
非常に減った  16.5%
減った     31.5%
少し減った   44.0%
少し増えた    7.0%
増えた      1.0%
非常に増えた   0.0%
 
抜け毛が減ったと答えた方が非常に減った~少し減ったまでの合計が92%の抜け毛が減ったと実感のパーセンテージの根拠です。半年服用して抜け毛が減ったと感じた方の約半数近くの44%が感じた効果は「少し減った」です。
 
6か月以上の使用で髪のボリュームが増えたと実感88%(200人対象)
 
  
非常に増えた   3.0%
増えた     20.6%
少し増えた   64.8%
少し減った    9.6%
減った      2.0%
非常に減った   0.0%
 
髪のボリュームが増えたと答えた方が非常に増えた~少し増えたまでの合計が88%のパーセンテージの根拠です。半年服用して髪のボリュームが増えたと感じた方の約半数近くの64.8%が感じた効果は「少し増えた」です。
 
半年プロペシアを服用して抜け毛が減ったと実感した全体の92%の44%「少し減った」としか感じておらず、「非常に減った」と感じた方はわずか16.5%しかいない現実。
 
半年プロペシアを服用して髪のボリュームが増えたと実感した全体の88%の64.8%「少し増えた」としか感じておらず、「非常に増えた」と感じた方はわずか3%しかいない現実。
 
上記の90%の抜け毛の減少やボリュームを実感したと回答された方たちのデータもみなさんが期待されていたような回答であるかも問題ですが実感した効果の中に「髪が増えた」という回答欄はありません。
 
このデータの下には実感した効果に対しての満足度調査がされていますが「抜け毛が減った」という効果に対し、「少し満足をした」42.4%ともっとも多く、「髪のボリューム増えた」という効果に対し、「少し満足をした」51.1%ともっとも多いという現実があります。
 
上記の調査データを良くご覧になり、プロペシアを服用されている方がどれだけ満足をしているか。近年報告されている副作用を冒してまで服用するに値する薬がどうか良く考えてみてください。

今回はプロペシアを1年及び3年服用した方の頭頂部の改善効果として日本MSDが公表している臨床データです。

 
 
日本MSDHPの医療従事者向けのページに掲載されています。
下記、記載データは多施設二重盲検比試験(ダブルブラインドテスト)で行われていますが評価方法はヘアーマックスのように1cm平方メートル当たりの増加した毛髪の本数を集計した臨床データではなく、1年、3年の服用後の臨床データは収集した医師の主観によって7段階の評価で導かれたものです。(7段階の評価方法 著明改善~著明進行)

 

 
 
頭頂部の改善効果 1年目 (132人)
 
1年目       
著明改善    1.5%      
中著改善    9.1%
軽度改善   47.7%
不変     40.2%
軽度進行    1.5%
中等度改善   0  %
著明進行    0  %
 
プロペシア臨床効果 頭頂部(国内データ1年目)
58%は著明~軽度の改善を足したもので著明改善はわずか1.5%で大半の47.7%は軽度の改善が占めています。
 
頭頂部の改善効果 3年目 (99人)
 
3年目       
著明改善     6.1%      
中著改善    37.7%
軽度改善    34.3%
不変      20.2%
軽度進行     2.0%
中等度改善    0  %
著明進行    0  %
 
プロペシア臨床効果 頭頂部(国内データ3年目)
77.8%は著明~軽度の改善を足したもので3年目になり著明改善は6.1%になりましたが1年目の時は132名を対象に行われていた治験が1年目以降、プラセボ(偽薬)を処方されていた方や臨床データを中止された33人は一年目より減っています。

日本MSDHPの医療従事者向けのページに掲載されています。
下記、記載データは多施設二重盲検比試験(ダブルブラインドテスト)で行われていますが評価方法はヘアーマックスのように1cm平方メートル当たりの増加した毛髪の本数を集計した臨床データではなく、1年、3年の服用後の臨床データは収集した医師の主観によって7段階の評価で導かれたものです。(7段階の評価方法 著明改善~著明進行)

 
 
 
前頭部の改善効果 1年目 (132人)
 
1年目       
著明改善    0.8%      
中著改善   10.8%
軽度改善   46.2%
不変     40.2%
軽度進行    1.5%
中等度改善   0  %
著明進行    0  %
 
プロペシア臨床効果 前頭部(国内データ1年目)
56.8%は著明~軽度の改善を足したもので著明改善はわずか1.5%で大半の47.7%は軽度の改善が占めています。
 
前頭部の改善効果 3年目 (99人)
 
3年目       
著明改善    2.0%      
中著改善   32.3%
軽度改善   37.4%
不変     25.3%
軽度進行    3.0%
中等度改善   0  %
著明進行    0  %
 
プロペシア臨床効果 前頭部(国内データ3年目)
71.4%は著明~軽度の改善を足したもので3年目になり1年目の0.8%から著明改善はわずか2%になります。1年目の時は132名を対象に行われていた治験が1年目以降、プラセボ(偽薬)を処方されていた方や臨床データを中止された33人は一年目より減っています。


 
 
日本MSDが一般患者様向けに公表している「抜け毛が減った」「髪のボリュームが増えた」という実感データで示されている90%という数字と医療従事者に公表されている以下の臨床データとの数値でも大きな違いがあります。
 
頭頂部
 
1年   58% 
3年 77.8%
 
前頭部
 
1年 57.6%
3年 71.7%
 
上記でも大きな隔たりがあることはご理解いただけたと思います。さらにこの臨床データにおいて著明な改善は0.8~6.1%という大変低い改善率です。


2年目から回復効果が増加しているように思えますが1年目の際に参加していたプラセボ(偽薬)を使用していた方や治験を中断された方もいます。

さらに元々は髪の増加ではなく脱毛予防やボリュームだけか判断基準となっていること。髪の本数を計測したのではなく医師の主観によっての改善基準です。
 
プロペシアの処方を決める診断方法にも問題があると思いますが薄毛や抜け毛を医師に相談して上記のような回復率でそう簡単に副作用のリスクも有りかねないプロペシアを服用することが本当に賢明な判断なのでしょうか?
 
以下でご紹介をしている ヘアーマックスのAGA型脱毛で行われた治験や臨床のデータと収集方法(1cm平方メートル当たりに増加した毛髪本数の計測)の方が明らかに理論的ではあると思います。
 
2010年に現行のヘアーマックスがAGA型脱毛の育毛効果を認可されるに当たりたどった経緯は以前このブログでご紹介しました。
 
2010年のヘアーマックスの治験と臨床について
 
hairmaxの2年目(2012年)に収集された臨床データとプロペシアの3年目の臨床データと根本的な違い 1の続き
 
 
プロペシアを服用するかどうか?継続するかどうかは?慎重にお考えいただく必要があると思います。
 
 プロペシアの回復効果のデータの根拠と1年目と3年目の臨床データの実情 患者実感 1