テレビドラマでよく目にする『偽装工作』。

容疑者=夫による『偽装工作』を目撃した私……。

所々くり貫かれた通帳のページ……。

私からの取り調べに容疑者=夫が自白を始めました……。


「何で通帳を切り抜いていたの?」

「……お金、友人に返さなくちゃいけなかったから……」

「うん。それで?」

「……以前振り込んでもらったときの…友人の名前の部分と金額を切り抜いて…」

「…うん。」

「それを通帳に貼って、コピーして、入金したようにみせた……。」

「……え?……えっ!?」
まるで意味が分からない……。

「……あのさ?それで友達に入金したって嘘ついたの?」

「……そう……FAX送った…。」

「え?だって本当は入金していないんだから、すぐにバレるよね?」

「……うん、バレた……。」

「!!?」

ですよね!!?
バレますよね!!?
何?そのしょうもない『偽装工作』……。
これは『偽装工作』とすら言えないお粗末な代物……。
これが推理物のドラマだったらクレームの嵐だから!!


結局、容疑者=夫の『偽装工作』事件はこの時呆れてしまって深くは追及しませんでした。
新たに発覚した借金のこともありましたので……。


ただ、今になって落ち着いて考えてみるとあの頃に感じたもの以上の恐怖が襲ってきます……。
今まで散々『詐欺師』と夫を呼んできましたが、これは紛れもなく『詐欺行為』なのです。


そして私はこんな推理をしてみました。
入金を確認した友人が振り込みになっていないことに気付き、夫へ電話をしてくる……。
当然困惑しながらも激怒しているでしょう……。
その友人に電話口で夫はこう言ったのではないでしょうか?


「銀行に確認してみたけど、銀行のミスでさ!
ちゃんと振り込んだのに振り込んでないことになってるんだよ!!
銀行のミスでさ!!!
くそ、ふざけんな!!!!
処理に1週間程かかるらしいから、ちょっと待ってくれないか!?
大丈夫!必ず1週間程で振り込みするって約束させたから!!
わりぃな……。迷惑かけちまって……。
くそ!銀行マジで腹立つな!!」


そう言って逆ギレで友人を怯ませ、あたかも銀行の責任にして支払いを先延ばしにした……。


今となってはこの私の推理が正しいかどうか分かりません。
ただ、容疑者=夫の今迄の手口から考えてみると……、
あながちこの推理は間違いとは言えないと思います……。

なんとも浅はかで、しかしどこか大胆な容疑者=夫はこの後も数々の犯行を重ねるのでした……。




 

 

もうすぐひとケース使い終わりますが、明らかにお肌スベスベのツヤツヤになりました。
余った泡で身体も洗っているのですが(貧乏性)あんなに頑固だった背中ニキビができなくなりました!
お困りの方、顔洗ついでに是非試してみて下さい。