日曜日と悪霊とゴキブリを踏み潰す女。 | 根拠のない自信で突っ走れ

根拠のない自信で突っ走れ

タンザニアでの理数科教師としての活動記録。

さて、日曜日。
洗濯して、ダラダラ。

ひたすら、ダラダラ。
映画、サンブンノイチを見て、寝て、ダラダラ。

夕方から街に行く用事があったので、街に出て。

夜は事務所の所長との会食をし。
寝る。

そんな日曜日からの、月曜日。
今日は朝からFORM1Aで小テストの返却と答え合わせ。

しかし、ざわざわざわざわしてます。
無言で回答を板書していきます。

ダメだな、このクラス。

そんなときに、外がざわざわします。
で、全員が立ち上がって、外、見てます。

はい、授業終了。
ゆっくり外でも眺めなさい。

ごめんなさい、行かないで。

っていう声も聞こえてきましたが、完全にアウトです。
職員室に戻ると。

外がざわざわしてた原因が床に転がってます。
女子生徒、手足を縛られて、床に転がってます。

先生たち、みんな職員室の外にでてます。

職員室の一角は、床にチャイがこぼれ、椅子がひっくり返ってます。

なんだ?

とりあえず、チャパティ買いに行こ。

で、チャパティ買って職員室に戻ろうとすると、先生たちにいわれます。

いくみ?怖くないの?

え?なにが?あの生徒?だって、手足縛られてんじゃん。怖くないよ。

で、4人くらいしか先生がいない職員室で、チャイします。
隣にいた先生に、事情を聞きます。

最初は普通に担任と職員室でなんかのやりとりをしてて。
そしたら、急に暴れて、椅子とか振り回したらしく。
手足を拘束したようです。

Mapepoだよ、Mapepo。

なんだ、それ。
辞書で調べたら、精霊って書いてます。
要するに、悪霊が乗り移ったってことです。

たまに、あります、悪霊が乗り移って暴れる生徒。

日本でそんなの、ないから、ちょっと笑える悪霊。

特に気にせず、チャイをしてると、副校長が授業から戻ってきます。
で、先生たちから話を聞き、とりあえず、床に寝てるのもねってことで、ソファーに移動させます。

この時点で、寝てるのか、気を失ってるのか、生徒はぐったりしてます。
ソファーに移動させるため、一度手足の紐をほどきます。

で、ソファーに座らせたら、急に、生徒、目覚め、発狂します。
そして、ものすごい力で、自分で自分の首を絞め始めます。
これは、ほんとうに、悪霊なのか?
演技にしてはすごいよな。

なんて思いながら見守ります。
副校長がなんとか首から手を離させ、また縛ります。

またぐったりして寝てるのか気を失ってるのかわからない状態の生徒。

そして、保護者に電話をする副校長。

すぐに母親らしき人とおばさんらしき人、それから、若い男子2人が来ます。
担任が事情を説明しています。

あれ?マサイ、今日はラフな格好してるねー。

マサイ族の先生、Gパンにポロシャツです。

いやいや、あの生徒が暴れるから取り押さえたら、シャツ、引きちぎられたから着替えてきたんだよ。

大変だったねー。

そして、生徒を連れて帰ろうとする保護者。
その頃には徐々に職員室に先生たち、戻り始めてました。

生徒、ぐったりしてて、立てません。
恐らく、意識、ない状態です。

母親がいいます。
連れて帰ります。

先生たち、無言。

なんで運ぶの手伝ってくれないの!!!

母親、キレます。

えっとー、まず、お母さん、お騒がせしてすみませんっていう一言が、先かなー。

なんて思ってたら。

だって暴れて殴られるもん。

普通に手伝わない理由を答える先生。

えっとー、それは言わなくても、いいんじゃないかな、先生。

若者二人が担いで車に乗せ、帰って行きました。

日本ではあんまりっていうか、悪霊なんてないから、まぁ、あれだけど。
それにしても、暴れるからやだってゆってびびって職員室から先生が逃げるのって、どうなんだろ。
それをなんとかするのが、我々教師の仕事でもあるんじゃないのかね。

多少、やんちゃな子どもたちと、日本で向き合ってきたから、悪霊で暴れてるからって、別に、怖いと思わないし、それなら押さえ込むだけの話なんだけど。
やはり、感覚というかそういうのが、日本とタンザニアって、違うなぁって。

教師っていう仕事に対する概念っていうか、そういうのが、きっと根本的に違うんでしょうね。

さ、午後からはFORM1Bの授業です。
事務所の所長が見学に。

おぉ、今日の校長先生、すんげぇ機嫌がいい。
めっちゃ笑顔で、所長を教室に案内してきました。
気持ち悪いくらい、機嫌がいい・・・。

所長の授業見学を終え、あたしも、さくっと帰宅。

13時半過ぎに帰ってきて、そのままダラダラしてるうちに昼寝。
自分でもびっくりの起きたら16時半。

寝すぎた。

夕方、ローズのところへ行き、キッチンでまったりしてると。

ごきぶり登場。

びびって、椅子のうえに両足をあげる35歳。
仕方ないわねーってゆってごきぶりを踏み潰すローズ20歳。

あ。
やべ。
携帯が鳴ってる。アマニからだ。
気まずい。

電話に出ます。

電話がかかってきたら、日本語を話すことが多いあたし。
今日はオールスワヒリ語。

誰?みたいな顔でローズが見てます。

そのタイミングで、アマニに、どこにいるの?って聞かれます。

えっとー、今、ローズと一緒にいましてー。
えっとー、ちょっと待ってね。

で、とりあえず、ローズにかわります。

はい、ローズ、怒ってます。
なんでいくみに電話してあたしには電話してくれないわけ?

って怒ってます。

電話、あたしに戻ってきます。
今度はアマニが怒ってます。

なんでローズに代わるんだよ。

いや、あれでね、ローズにかわらずに電話切ったら、ローズがキレるでしょ。

そんなこんなで夜になり、帰宅。

アマニはしばらく休暇がないので、モロゴロには戻ってこないので。
それが救いです。
これで、頻繁にモロゴロ戻ってきたら、もぅ、面倒くさくてしょうがないでしょう。

追伸。
ファビビに、いつモロゴロ出発か聞かれ、12月8日と答えると。

ローズ、じゃあ7日だね!

ってファビビがいいます。

いや、6日。7日はいくみ、荷造りがあるから。

なんで、昼に荷造りすればいいじゃん。

いや、6日。

あたしの送別会の件。
そして、6日はローズのところに泊まる件。

これ、少し前にローズと話、してて、7日はローズがうちに泊まりに来ることになってますが。
それを隠すローズ。

かわいいじゃん。
ゴキブリをいとも簡単に踏み潰したけど、ローズ、かわいいじゃん。

さて、モロゴロ出発まであと21日。