今年の12月からDC法改正にて


拠出額のupができる可能性がある


私の勤務先は、DB(確定給付企業年金)もあるため、


現在の拠出額の上限は2.75万円であるが、


12月からは上限が


5.5万−DBとなる


勤務先のDBが5000円であるとのことで


かなりイマイチな金額(医師にはかけられていない)


5.5万−0.5万=5万円


が、私の場合の拠出額の上限になる


今は


2.75万✖️12ヶ月=33万円


今後は、


5万円✖️12ヶ月=60万円


差額27万円となる


所得税率(33%)と住民税率(10%と仮定)


で、年間27万円✖️0.43=11.61万円


の節税に繋がる


ただし退職金でもらう時に税金がかかる可能性があり


退職所得控除は


最初の20年が1年ごとに40万円


20年目以降が1年ごとに70万円


40万円<60万円であり、


単純に含み益がなかったとしても、


控除よりも20万円分足が出てしまうのである


利益が出れば、より足が出るため、退職所得控除を大幅に上回れば、退職金としてもらう時に大きく課税されは可能性がある


このことから目先の節税に絡んで


むしろそれ以上に課税される事態になりえるのである


よって、拠出額の上限を変更できたとしても


シミュレーションをして、よく考えるべきである


例えば、


拠出額を3万円として、20年掛けたとする


年間36万円✖️0.43%✖️20年=309.6万円の目先の節税となる


退職金としての課税は、


退職所得−800万円(40万円✖️20年)を1/2とした金額に所得税率+住民税率がかかる


運用益がなければ、


720万円で、800万円未満である方から、課税されないため、309.6万円節税できたことになる


もし毎月5万円拠出、5%の利回りで運用できた場合は、


1200万円✖️0.43=516万円の節税


20年後の評価額は、2055万円となり


(2055−800)➗1/2=627.5万円


627.5万円✖️所得税率(0.33と仮定)と住民税率


=270万円の税金がかかる


516−270=246万円


となり、運用益として全体的な金融資産は増えるが、節税効果としてはむしろ減ってしまうのである


それであれば、過剰に拠出するのではなく、


NISAに回した方がよいということになる


その他、拠出すれば等級が下がって社会保険料が安くなるというメリットが出る人もいるが、


もらえる年金も少し下がってしまうというデメリットもある(年金なんかに期待していないが、私の場合は等級は下がらないから意味なし)


目先の節税にとらわれず、よく考えて拠出額を決めましょう