荒れたお天気。
篭って本を読む。
夫は午後から一泊出張へ。岐阜って言ってたかな。
出張と会食でしばらくは食事がいらない予定。
楽なのだが自分の食べるものがいい加減になりがち。
気をつけよう。





母方の親族(母の弟の孫、私の従妹の子ども)で中学2年の女の子がいま意識不明の状態で入院していると母から聞く。
私が送ったお菓子のお礼に電話をしてきたのだが、そのあとにその話を聞いたのも違和感があった。
母は耳がよく聞こえないし聞こえたとしても全部は覚えていられないので、親族から伝えられた内容の中で意識不明以外のことはわかっていない。
事故なのか病気なのかと私が聞いてもわからないという。





女の子の状態はもちろんだが、母がそのことについて詳しく知ろうとしないのもショックだった。
弟の孫が意識不明の重体だというのに。
もし自分の孫だったらと思い及ぶこともなくなっているのか。
ただそのことを伝えに突然やって来た甥に、銀行の袋ではあるがお札を数枚入れて「何かに使って」と言って手渡したというのを聞いて、詳細は分からなくても母なりに今できることをしたんだなと、少しだけほっとしたけれど。
女の子の快復を、ただただ祈るしかない。






西加奈子『わたしに会いたい』

短編集だが、西加奈子さんのこれまでと、自身の病気を経て思い至ったことで全編埋め尽くされているように感じた。

知らないこともいっぱいあったし、考えたこともないようなこともあった。

それが全部知るべきことか考えるべきことかは今すぐにはわからない。

時間をかけたなら咀嚼できるだろうかと思うような過激というか、強い言葉や内容もあった。

これがいま西加奈子さんが書きたいと思うことなんだと、一行一行に感じるような本だった。




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