一日中降りやまぬ雨。
このあともずっと曇りか雨の予報。
おかげで桜は長く楽しめそう。
近くの道路の街路樹は毎年素晴らしく美しい桜のトンネルになるんだけど、去年大きく刈り込んでいたから今年はほとんど花はない。
枝をずっと伸ばしっぱなしにはできないから数年おきに大きな剪定をするんだろうけど、ちょっと寂しい。
はじめてここに移り住んで、いつものスーパーに行く道にこの桜のトンネルができると知ったときは本当にうれしくなった。
春になるとこれが毎日見られるんだと。
今年で10年目。
また枝を伸ばして美しいトンネルになるまでここに居るんだろうか





『れんげ荘物語」シリーズの新刊。
ゆるい、ゆるすぎる。
なにも起こらない。  
起こってもさざなみ程度。
風邪をひいても二日で治る。

それをちょっと退屈に、群ようこさんに対してもどこかもどかしさを感じながらここ数年読んできたんだけど。

でも今回は、風邪が二日で治ってよかったって思った。
波瀾万丈はいらない。
こじらせて入院して大変な事態になれば小説としては起伏になるが、そんなのはいらないって思った。
軽い体調不良だってこれからの不安を呼んでしまう。
主人公が同世代だから余計にうんうん、そうだよねとなる。
家族や親族、近隣の住人、ペットや飼い主との距離感も、やっちゃえ言っちゃえは慎みながら、気配りはたくさん。
あんなに大好きな近所の飼い猫ぶっちゃんとも、今回は接触がなかった。
思いは溢れても、ヘンな人になってまで会いに行かない。
そして自分では、こんなにも猫が好きなのに、年齢からもう飼うことはしない。
あえて言わないこと、やらないことが普段の生活の中にたくさんある。





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