今日はキリリとした冬の朝だった。
それでも日中の日差しは暖かくて、昼前に行った歯医者の帰りは歩こうかなと思ったくらい。
歩かなかったのは行きのバスと待合で読もうと思って持ってきた村上春樹の本と、膀胱炎続行中のために温かいお茶をたっぷり水筒に入れてきたのがずっしり重かったから。





今年の春に出た村上春樹の新刊本は長編で660ページある。
とりあえず今日は100ページ読んだ。
小説が長くても短くても気にならない方だが、今回は1ページ目から、あれ、これはちょっとしんどくなりそう、と思った。
なんだかんだ結局は最後まで読むだろうからまたその時に書くけれど、手短にいうと、かつてはとても好きだったけれど、いまの自分にはしっくりこないもの、と感じたから。
自分は熱心な村上春樹ファンではないけど、3年に一度くらい出る新刊は必ず読んでいる。
今回の違和感が不思議で、なんとなく巻末のページをめくったらめずらしく『あとがき』があり、簡単にいうとこの作品は村上春樹がデビューした頃の作品を書き直したものだということがわかった。




まだ序盤しか読んでいないが、『ノルウェーの森』の頃に出てくる人たちと重なるところが多くて、それを読んでいる自分があの頃と変わりすぎていて(さほど変わっていないと思っていたのに、ああ、変わっていたんだなと思い知った)このままこの世界を読み進められるかなと、少し心配になった。
まぁ、結局読むんだけども。






今日の歯科クリニックでは、前回までの検査の結果とこれからの治療の選択肢などを聞いた。
みっちり1時間、そもそも歯というものはというところから、虫歯ってどうなってできる、歯周病って、プラークと歯石の違いって、というようなことと、今の私の口腔内の状況と結びつけて、とても詳しくわかりやすい説明を受けた。
ここに来ることになった上の前歯だけの問題でないのもわかっていたので、総合的にこれからどうしていけば少しでも歯の健康を保てるかということを、示してもらった選択肢の中から選んで進めていくことになる。


弱い歯がコンプレックスで、口の中を見るのが嫌だったことも悪い状態を招いていると思う。
この一年は時間や手間や費用を惜しまず、今までにない姿勢で歯と向き合おうと思ってる。





最初から、あれ、と思ってしまったから、他の人のレビューがすごく気になるけど、やっぱり何の影響も受けずに一回は読み通してみようかと思う





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