【7月28日(金)】

6時起床。
夫は新卒から37年間勤めた会社を今日で辞す。
(22歳7ヶ月から59歳11ヶ月まで)
いつもと変わらず起きた時間から準備をして早くに出て行った。
特別な感慨はないとのこと。
とにもかくにも、長い間、お疲れ様でした。




終身雇用という言葉はすでに死後かもしれないですね。
同世代にも転職を経験した人の方が多いような気がします。
30歳の息子などはいまだに『定職』に就てもいません。ん?どうだろ。それもようわからん。



そんな中、夫はひとつの会社に勤め続けましたが、その会社が合っていたから、好きだったから、とは言えないようで、傍から見ていてもよっぽどのことがない限り夫ならどんな会社でも勤め続けたのではないかと思います。



もともと『比べる』ということをしない、というか、概念にあんまりないようです。
『こっちの方が良くない?』という発想がないというか。
体力的にも精神的にも、よくこんなタフな働き方が出来るものだといつも思っていました。
もう無理、といつの時点で思っても不思議でなかったです。
まぁ、私が世間知らずで、多くの人はこんなふうにハードに仕事をされているのかもしれませんが。
とにかく夫にとってはタイミングは今しかなく、あの時辞めていたら、とか、もし辞めないで続けるとしたら、もなく、この先の新しい生活のことしかないように見えます。



どんなところでもと言いましたが会社やポストには恵まれていたと思います。
夫の努力はもちろん、縁や巡り合わせもあって昇進は続き、最後は役員を一期2年やりました。
役員になってからは少し余裕ができるのかと思っていたらさらに厳しくなり、当然のことながらポストは名ばかりでなく、責任もプレッシャーも甚大なんだと改めて感じました。



それでも役員を一期で辞める人は前代未聞らしく何度も遺留されたようですが、決心変わらず。
昨日新しい役員人事が発表されてその中に夫が入っていないので騒ぎになったとのこと。
発表になって、数時間後に会社を完全に去るって『なんか、カッコいい〜』って私なんかは単純に思いましたが、あまりに急で、周りは多少の混乱あるのでしょう。


でも、どんなところの、どんなことでも、あとのことはあとの人がちゃんとやって回っていく。
自分でなければ、なんてことはそれこそ大谷翔平レベルでしか言えないこと。
夫の潔さは、やっぱりちょっとカッコいいのではないかな。





ふだんボロカスに言ってる分、今日はちょっと夫アゲアゲにしました。
(見てないし言わないけど)
これからは2人と2匹が24時間家にひしめき合って暮らすことになりますが(出入りは完全自由ってことで!)なるべく穏やかに、仲良く、過ごしましょう。
よろしくね。







ヨロシク〜









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