【7月14日(金)】

6時半起床。

返却期限の本が2冊あって、15分読んではひとつの家事、また15分読んで家事という感じのインターバルでうまく集中して読み進めていたら、友だちから電話が入る。
いつもの、話が終わらない友だち。




ここでも何度か書いているが、定期的に電話をくれるこの学生時代からの友だちが私は大好きだし、対面なら何時間でも喋りたい相手。
もともと電話は得意な方じゃないが、特にこの友だちとは電話だとどうも間が取りにくく、しんどく感じる。
相手は別になんとも思ってない様子。




掛けてくれるたびに、こんな私と喋りたいと言ってくれるんだから、2.3ヶ月に一回くらいは心ゆくまで相手しよう、こちらからは締めずにいよう、と思っているんだけど、そうしていると今日は2時間半を過ぎて、さすがにホンマに疲れてきて、こちらからそれとなく締めにかかってしまった。




あとにはっきりした予定が入っているとまだ切りやすいが、嘘はつきたくないし、かと言って本を読みたいからじゃあねとも言えず。
高齢者はともかく、電話というものが日常的な連絡、コミュニケーションツールでなくなってからは日中の長電話を仕掛けてくる人は、ひどい言い方かもしれないが、ある種のテロにも思えてくる。
日中やること済ませて、夜にダラダラ喋るならまだいいのだけど、この友だちは家族のいる時間には電話したくないみたい。



ずっとグチグチ思ってるのになぜ相手に言えないんだろう。
ああ、もう何年も何十年もモヤモヤし続けてる。






ということで601ページ、夕方には無理だったが夜遅くに読了。

川上未映子さんの文章の力に引っ張られて読み進められたが、途中やっぱりちょっと長いと感じた。新聞連載作品だからかもしれない。

あんまり長いから黄美子さんの印象も前半と後半ではズレが生じてきた気もする。花の方が大人になったからだろうか。

ずっと辛い話、ずっとお金の話、盗られると思うと盗られるし、利用されると思うと利用される。絶望の中にわずかな希望、『黄色』の何かを見出しては、また堕ちていく。

お金が希望だと思っていたのにお金だけではマトモに生きていけない。

仕事に就く、部屋を借りる、そのハードルを越えられない境遇、環境。裏社会への流れができてしまう。







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