友人や知人、またそこから繋がる友人知人など、いわゆるツテで何かの仕事や作業を頼むのは、なかなか難しいと思っている。


よきにはからってくれて、たとえばより丁寧にしてくれたり、いい材料を使ってくれたり、いくぶん安くしてくれたり、ありがたい部分はたしかにあるだろうけれど、場合によっては知り合いだからと逆に後回しにされて作業が遅れたり、細かい打ち合わせを省かれて思ったものと違う結果になったりすることも。



そうしたときに、こちらはそれだと困るんだという苦情、こんなはずじゃなかったというクレームを、まったく知らない人に対するのと同じようにできるかというと、どうだろう。かなり気を遣って言いにくいのではないか。



そういう経験を重ねて今は、自分で決められるならばなるべく「ツテ」ではない人にお願いすることが多い。
その中で、とてもよくしてくれたので続けてお願いして懇意になることはある。
同業の友人知人がいて、それを知られることになると多少気まずいかもしれないけれど、なぁなぁで仕事されたらその後の関係も変わってきそう。



父が昨年9月に亡くなり、相続関係のことを兄の学生時代の友人の公認会計士さんに兄が一任した。
相続の申告、納税の期限は10ヶ月。もうすでに7ヶ月が過ぎているがまだ終わっていない。というか兄から連絡が入らない。


相続に関しては親族でまったく揉めていないので、書類が上がらないのは会計士さんの仕事が遅いせいだと思う。
それを私は兄に言わないし、兄もおそらく友人の会計士さんを催促することはしていないのだろう。


これがツテでなければ「期限が近づいてますが、大丈夫でしょうか」と状況を聞くことは容易だ。



人によっては、また地域によっては、遅くなっても、雑になっても、損してでも、ツテを大事にしなくてはという義理、気質もあるだろう。
たとえば同じ商店街で商売をしていたらお互いに発注し合うのは当たり前とか。


自分はそういうシバリはないので、言うべきことは、もちろん伝え方や言葉を選んだうえで、ちゃんと向かい合える関係の人に仕事をしてもらいたいと思う。





その本よみたいんだけど〜





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