同じ事務所に所属していても、仕事の場所がいくつかあるので、よく会う人とそうでない人がいる。

あまり会わない人でも、辞める時のメッセージや、お花などのプレゼントを、取りまとめてくれる人がいれば自分も参加する。

3月いっぱいで辞める人が2人いて、1人は時々会う人、1人はよく会う人。


時々会う人(牧師)の方は取りまとめてくれる人から声が掛かった。こちらは関わったことのある人全員に声を掛けたようで総勢30名を超えたらしい。どうやって贈るものを決めようか悩んでいた。


よく会う人(オルガニスト)には、自分は個人的にカードとお花を渡そうと思っていたけれど、みんなで寄せ書きするカードを用意してくれていた人がいたので、それなら自分ひとりでお花を渡すのも仰々しい気がして、よく一緒になる数人で一緒にお花を用意するくらいなら、私にも出来るかと5〜6人に声をかけたら、全員「参加させてください」と返事が。


その後それを聞きつけた人も出てきて結局9人集まったので、そのくらいならお花だけでも大丈夫と、注文を済ませてきた。(渡すのは来週)

するとまたそこへ「入れてほしい」という人が出てきた。


うーん。
こういうの、本当はすごく苦手です。
誰に声を掛けるかの選択や、返事がすぐ来ないと注文のタイミングが難しいし、人が集まりすぎるとお花だけでは大きくなりすぎるので他に何かプレゼンも、となり、また何がいいかと話をしたり、時間もあまりないのに決めたものがあるか探しに行ったり通販を見たり。


全部一任されても荷が重いし、意見を取りまとめるのも気を遣う。
わりと自己主張強めの人たちが集まる職種でもあり、結構めんどくさい。



なので最初に「近しい5〜6人」から広げたくなかった。
こういう経緯となり、ちょっとややこしい感じになってきたけど、何とかお花も注文を調整しなおして、これで締めとする。


自分が声を上げなければ、他の人がやってくれるかもしれないし、誰もしなければ自分ひとりでするつもりだった。それが一番気が楽。

それでも今回、こじんまりとでもグループでしたかったのは、その方が辞められるその方に喜ばれるのではと思ったのと、声を掛けて返事をまとめてお金を集めて注文して当日取りに行くくらいのこと、それくらいのこと、自分にさせてほしいと思うほど、お世話になり、感謝しているから。


結婚式のオルガニストって、ものすごく責任の重い仕事です。
式の進行のきっかけはほとんどオルガンだし、曲をのばしたりカットしたり、臨機応変に対応しないといけない場面がたくさんあり、鍵盤楽器の中では一番と言ってもいいくらいミスタッチが目立ちます。ピアノの比ではない。ごまかしがきかないんです。
聖歌隊もアンサンブルの時は一定のテンポですが、ソロ曲はそれぞれの歌い手に合わせて弾く必要があります。(うるさい歌い手が多い)
「ストップ」という音色を作るボタンがいっぱいあって、それを間違うと違う音色が出てしまって、これだけでも始末書ものです。
本当に神経を使う、大変なお仕事です。
それを60歳からはじめて70歳までされたのです。
すごいことです。


苦手な「取りまとめ」も感謝と尊敬の気持ちがはるかに上回ったから、そういう時はやるしかありません。



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