西原理恵子『りえさん手帖 2』より
 
 
 
 
 
娘は平成生まれ、31歳、独身。
5年ほど前に交際している彼を紹介してくれた頃は結婚したい気持ちもあったようだが、ここ数年は「ほぼ願望なし」だそう。
私も今まで結婚について娘に何も言ったことはない。
子どもが大好きな娘なので、出産だけはタイムリミットあるよ、遅くなると妊娠できてもリスクはだんだん高くなるよ、ということは言ってきたし、本人もそれは考えてる、子どもだけでもほしいと言っていた。
それも最近では自分で産むことにこだわらず、里親になることも含めて考えてると言っている。
 
 
実際にリミットが近づいたらどうするかはわからないし、どういう選択をしたとしても私なりに応援していきたいと思っている。
 
 
 
自分の親はどうだったかというと、まさにこの『りえさん手帖』のエピソード通り、高校までは男女交際に眉をひそめられ、大学の間は仕方なく許容、卒業後は急に「結婚」「結婚」と騒ぎ出した。
そんなことは無視して自分のタイミングで納得のいく結婚をすれば良かったのだけど、結果的には親を早く安心させたいという気持ちも湧いてきて、25歳で最初の結婚をした。
もちろんこれは自分のその時の判断で、親には何の責任もない。
 
 
そして20年後に離婚はしたが、結婚という学校に行ったような気がするし、後悔もしていない。
それはもう、かけがえのない2人の子どもと出逢えたから。それに尽きる。
出産も26歳、30歳と女性の身体年齢的にはかなりよい時期に産めたと思う。
精神的にはまだまだ成熟には程遠かったけれど。
 
 
もし自分が娘と同じ時代に生きていたらどうだったろう。
親からせっつかれなければ、もっと結婚について熟考し、焦らず、とことん納得してから決めた、もしくは決めなかった(結婚しなかった)だろうか。
 
 
親に責任はないと言いながら、あんなに言われなければうっかり結婚なんかしなかったのに、とどこかで思っている自分も、正直ある。
 
でもやっぱり、自分は娘のように冷静に人生プランは立てられず、浅はかに、うっかりと、結婚してたんじゃないかと、タラレバは無駄な夢想だけど、自分をある程度知ったいまは、そう思う。
 
 
そして52歳で2度目の結婚。
これだって、熟考したとは言い難い。
 
 
どちらも無理矢理、何が何でもと結婚させられたわけではない。
自分が選んだ。
いつだって深く考えもせず。
時代のせいでも、親のせいでもないようだ。
 
 
 
 
 
夫が不要不急でない用件で名古屋へ行き、おっきーいイチゴを頂いてきました。
 
 
なにと比べたらその大きさがわかるかなーー?
 
 
 
 
やっぱりここはふうちゃん!
 
 
 
ふうちゃんの顔よりデカいゾ!
 
 
 
 
 
 

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