凡夫先達に必要なもの | 【うずめカフェ】ikukoのブログ。身口意そろえて味わう人生を。

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自分の体験からくる日々の知恵や目線をシェアしています。

こんにちは。

巡禮記先達の松本育子です。



巡禮記の先達は凡夫先達と言って

普通の市井の暮らしをしているものが

普通の市井の暮らしをしていて

お参りしたい人たちに向けて

神社仏閣聖地などをご案内し、




その人たちの後ろの人たち(ご先祖さまとか所縁の祖霊さまたち)のご供養や

嘘のないまっすぐな祈りをご神仏の前で

安心して素直にできるようにと

お参りの場を整え、お手伝いする、そんな

お仕事です。


巡禮記


そこで必要なものは、何かなぁと

11年以上やってきてふと思ったことを

シェアしてみます。


まず、ハードウェア的なこと。。。


土地ごとの神社仏閣聖地や

ご神仏の知識、聖人に関する知識、

裏表も悲喜交々な歴史についての見解、

宗派というよりも、信仰という括りでの

幅広い考え方の知識、などはある程度

必要かなとは思いますが


そこは私も勉強が全然足りていなくて

日々学びながらやらせてもらっています。





そして、ソフトウェア的なこと。

これは、生身の人をお連れするので

まずはお話を聴く姿勢が一番で

心と身体のコンディションの配慮とか、

場や存在とリンクして出てこられる

感情面、お気持ちや、

体験してきた経験を知恵にしていこうと

される姿勢の時に出てくる、

独特の気迫というか覚悟というか

そういう静かさに対して邪魔が入らない

ように守る事だったりとか、です。




ソフトウェア的なことで大事にしてるのは

「いいことをしてあげる」という構えでは

まずうまくいかないのですね。



「むしろ邪魔しない。いらん事をしない。

いらんことを言わない。」こちらの方に

ウェイトを置いています。

その構えで行くと、本当に必要なことだけ

ここは伝えておかなければと必要性を高く

感じることだけを伝えることになります。



その方が精度が上がるし、その人の時間を

邪魔せずにご先達することができます。

そしてここも、絶賛勉強中です。




最後に、これこそが

何より大事なんじゃないかと

最近必要性をひしひし感じているのが



「いざという時の手当てや応急処置の知恵」

「ここぞという時の山と海と川における知恵」

超実践的な、自然の中で過ごすための知恵です。



神社仏閣聖地は言わずもがな自然の中に

あることが多く、そこを安心してお参り

してもらうためにはやはり「対処」の力は必須。



お薬屋さんとかコンビニがないところも

多いので、持ち歩くアイテムもあるけれど

お参りの道中でどこかを痛めたりされる

ことは

普段つかわない筋肉を使ったとかもあるし

塩やミネラル不足、水分不足、その他

少し霊的な意味合いもあるので



霊氣はもちろん、さとう式リンパケアや

身体が動く筋肉や骨の方向性の理解と

整体的な対処法、手当の基本、リュウジュ、

少しの医学的な知識(元医療職でよかったと思うこともたくさんありました)食養生、なんかも

フル活用しています。


ここも勉強中。。。




私がすごくまだ苦手というか

経験も知識もないなぁと感じているのは

例えば沖縄で「あ、西の空が暗くなってきた!

すぐ退散するよ!」→雷雨がすごい速さで

やってきて、避難してよかった〜!みたいな

こういう知恵です。



玉置神社先達中に山頂にいて、

ふと、急に霜がどんどん眼下に

降りていくのを感じて綺麗だなぁと

眺めていたら、同じ先達チームの

田中さんに「すぐ降りるよ!」と言われて

「あ?まだ大丈夫じゃない?」と

呑気に思っていたんですが。。。


理由はここから部分的な雨が降り

1000メートル以上と標高が高いため、

雹になる❄️可能性もある。体温が奪われる。

危険だから早く下山!なのだと。


本当に、まだ惜しみながら写真を

撮られている参加者さんを急かし

急いで下山すると、

上の方で雹が降ってるのが見えました。

危なかった💦参加者さんに風邪をひかせて

しまうところでした。




このキノコは触れても危険なんだとか

この潮の感じは浜に降りない方がいいとか

この植物は薬になるから潰して虫刺されに

つけておくといいとか、



風を読む、雲を読む、空を観る

海を観る、波を読む、大地を観る、

虫や鳥の動きを読む、草花を観る

こういう知恵は本当に凡夫先達にとっても

大切だなぁとひしひし感じています。



小さな頃は割と自然のなかで

放り込まれて育ってきたところがある

私ですが、生き物たちが大好きな反面、

野生児のころに経験した自然が怖い気持ちと、

まだ知らないからこその

不安な気持ちも多いので



一つ一つ、毎回のお参りの現場で

みなさんと一緒に

いろいろと新鮮に勉強させてもらってます。



長くなりましたが、凡夫先達に必要なもの。

結局は、自然を生きる知恵、が

自分も周りも守れるために

めちゃくちゃ大切だと

感じている最近のつぶやきでした。



いつもありがとうございます^_^

そんな巡禮記のお参り企画にも

ぜひいらしてくださいね!

一緒にお参り、楽しみましょう!


巡禮記  松本育子



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