賢人は「多読は、いろいろなことを次々と考えていかなければならないので
精神から弾力性を奪い、自分の思想を無くしてしまう」と言います。
日々の情報を一旦置いて、思索することは、とっても大切じゃない
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ということで、この2年間を私が編集長を務める「大体まとめ新聞(休刊中)」などをネタに
振り返ってみようと思います。
大体まとめ新聞 1号
発行:2011 年5 月 31 日
原子力エネルギーの代わりになる?
日本新エネルギーの夜明け
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崩れた「安全神話」
ドイツに続き、スイス政府も2034年までに5基の原子炉すべて、順次廃止することを閣議決定。太陽光や風力などに移行する方針だ。
■海外との温度差
ブリュッセルで5月26日・27日「Climate Parliament」が開催され各国から60名以上が集結。途上国のエネルギーに関する資金の問題、スーパーグリッド構想などが議論された。日本の参加者は河野太郎氏と川口順子氏の2人だったという。
■自治体も動き出した
5月25日、ソフトバンク・孫正義社長は「7月上旬に自然エネルギー協議会を設立する」と発表。休耕田などに、大規模太陽光発電所の建設を検討、各都道府県に参加を呼びかけている。孫氏は、液晶やソーラーパネルなどの新しい技術に対する補助金制度の必要性を訴えている。
■制度と規制に阻まれる
再生可能エネルギーと言ってもソーラー発電、洋上風力、海流発電、海洋温度差発電、潮力発電 、米国で「革命」と呼ばれるシェールガスなどから、家庭に設置する分散型のエネファームのような個人レベルのものまで様々だ。しかし、原子力に多くの補助金が支出される一方で、電気事業法の壁や、採算が見込めない従来の余剰電力買取制度により、日本の優れた技術は活かされて来なかった。一方、菅直人首相は5月18日、電力会社が地域独占する発電と送配電部門に関し「分離について検討すべき」との認識を示した。
■日本は電力輸出国に?
「洋上風力」は、世界で最も攻防が激しい分野だ。日本はカーボンファイバーなど、優れた技術力を持つ「技術大国」。海洋国家の特徴を活かせば、エネルギーの輸出大国になることも夢ではない。
注目は天然ガス火力発電
タービンで天然ガス(LNG)を燃やし、何度も排熱を回収できる「ガス・コンバインドサイクル」が脚光を浴びている。熱効率は実績で60%、排熱量は2分の1と、多くのメリットがある。震災後、カタールやロシアなど、世界各国が日本向けLNGの追加供給増を表明している。また、日本近海には世界最大のメタンハイドレート層があると言われている。
(了)
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