「整理される」手塚治虫の世界とH・G・ウェルズ | MACを武器にIT社会で生き残るオンナ起業家のブログ

MACを武器にIT社会で生き残るオンナ起業家のブログ

広告業一本で、真面目に働いてきたアラフォー女子です。
12年間個人事業主として会社経営していましたが、
不況で吹き飛んでしまいました!
変化する社会では、真面目だけでも足りないな〜と、MACで情報化社会を生き抜きます。

代表作は読んでいる程度でマニアではありませんが
自称・手塚治虫ファンで、先生を尊敬しています。

今回、幸運にも「ぐうたろう千一夜」(1975年)という作品に出会いました。
全く知らなかったこの作品で、改めて手塚先生の「伝えたい強い気持ち」を知りました。

最近、諸々調べていると
『手塚先生は、「モロー博士の島」「透明人間」「宇宙戦争」
などで知られる
イギリスの小説家であり人種的優生学者でもある
H・G・ウェルズに影響を受けている』

と思うようになりました。

H・G・ウェルズは、第一次世界大戦の前に「原爆を予見した」
と言われています。
著作『解放された世界』の中で、世界で初めて
「原子爆弾」という言葉を使ったからです。
いわゆる「預言者」です ヾ(@°▽°@)ノ

手塚先生も「預言者」です(・ω・)/

さて「ぐうたろう千一夜」の中でも驚いたのが
「異次元教室」
でした。

オチこぼれ偶太郎は、「テストのない多次元世界」へ舞い込みます。
そこでは男子がスカートを、女子が詰襟をまといます。
またテスト(試験)という概念はありません。
スカート姿を我慢しつつ、宿題もなく遅刻も許される世界を甘受する偶太郎。

しかし偶太郎は「テストのない多次元世界」がトンデモナイ場所だと知るのです。
競争、出世、浪人、失業はないかわりに
コンピュータによる定期検査で落第した
「水準以下の人間」は「整理される」のです。

続きは是非、本を手にとってお楽しみくださいドキドキ