前回は「土用」についてお話ししました。
木火土金水、五行のなかの一要素、土についても少しふれました。
今日は五行のつながり、「相生」「相剋」についてお話をしますね。
木は火を生み、火は土を、土は金を、金は水を、そして水が木を生む。
それが相生の意味なんですが、
つまりはそれぞれの要素が五行のなかで必ずお互いに恩恵を
受けたり与えたりすることを言います。
木にとっては生命維持のため必ず必要な水。
水がはぐくんだ木は自らを燃やして大きな炎を生み出します。
炎は万物を焼き、やがては燃え殻が土になる。
土は長き時間をかけて金気を生み出し、
金気は水の流れを呼び込む。
逆に木は土から養分を吸い上げ、火は金を溶かして、
土は水の流れをせき止め、金は木を切り
倒し、水は火を消してしまう。それが相剋です。
相生とは逆に五行の要素がお互いに傷つけあうことを言います。
余談ですが、とりわけ水が火を、金が木を剋するのはきついといわれています。
すべてのものには応援団がいて、
だけど傷つけようとする要素も存在するのです。
これって人間社会の縮図みたいですよね。
万人から支持される人なんて残念ながらいません。
どんな聖人も必ず反対勢力に迫害された経験を持っています。
私たちにも言えること、味方もいれば敵も、いる。
だから多少の人間関係に悩む必要なんてないんです・・・。
すべての人から好かれようなんて、
無理ですもの。
五行の相生、相剋を考えるときにいつもそう思います。