<お正月の祝い箸>

柳でつくられ

両端が細くなった「両口箸」

使うのは全国共通だが、

祝い箸の袋には

京風と江戸風があり

お箸の入れ口と水引の位置が違う。

 

京風は箸袋の下から

関東風は上から

お箸を入れる。

 

つまり京風は水引が上になり、

祝箸袋は縦に置く。

 

「祝い膳」は神様を迎える食事であり、

水引は神様が使う側に向ける

という風習からとのこと。

 

お箸袋には、

大晦日に父が名前を書いていた。

父は「主人」

家族はそれぞれの名前。

取り箸には「海山」「組重」

 

写真

左端:京風

中央:京風(へぎ入り)

右端:関東風

 

一般には殆どが江戸風(関東風)だが、

京都の老舗料亭では

「京風祝い箸」が使われている。

 

販売されているのは

堺町通四条下ル

◆御箸司

【市原平兵衛商店】

明和元年(1764年)創業の

禁裏御用達御箸司。

 

デパートでは高島屋だけが

11月下旬ごろから

「京風祝い箸」が置かれている。

 

これまでに白味噌雑煮のブログで

何度もご紹介してきた写真を

もう一度。

 

左端2点:北野天満宮授与品

中央:京風(水引かけ)

右端2点:江戸風(関東風)

 

 

NHK総合・1月2日

11:20〜11:50放送

「京都板前割烹」

直伝・おせちの極意

 

出演

【浜作】三代目店主森川裕之氏

  NHK・桑子真帆アナ

 

番組の最後に

真帆アナのお名前が書かれた

京風祝箸袋が映されていましたね。