<申餅・さるもち>

明治初年の法令制度化までは

葵祭の「申の日」に

神前にお供えされていたお餅。

 

10年前に復元され

京都・下鴨神社境内の

休憩処「さるや」だけで販売。

1袋5個入:500円

 

 

「申餅」は約3,5cmの柔らかいお餅。

小豆の茹で汁の優しい「はねず色」

 

「はねず色」とは明け方の一瞬、

空が薄あかね色に染まる様子で

命の生まれる瞬間を表すとされている。

 

 

中には蜜漬けの粒餡が入っていて美味しい。

 

 

2010年に<申餅>の復元

申餅を食べることで無事息災を祈った故事により、

代々の宮司さんの口伝を頼りに地元の宝泉堂さんが

2010年に140年振りに復元された。

(以下の写真は2015年に撮影のもの)

 

 

 

<最初のパッケージ>

現在は袋入の簡易包装だが

2015年頃はきちっと包装され

5個入で760円で販売されていた。

 

 

パッケージは下鴨神社の御神饌用の折敷を模ったものだった。

 

 

「申餅」の包装に使われていたのは、

江戸時代の「出来齋京土産之五」

下賀茂 付御手洗川の図。

よく見ると、右下の茶店の暖簾に

「さるや」の文字が見える。

 

 

<申餅とまめ豆茶セット(温)>

申餅は「さるや」でイートインできる。

ほうじ茶とのセット(400円)もあるが

オススメは

「まめ豆茶」とのセット。

お茶として飲んだ後の黒豆は

塩を少しかけて食べると美味しい〜

 

 

丹波黒豆

<まめ豆茶>

「さるや」と新幹線京都駅構内「宝泉堂」で販売

黒豆茶としてだけでなく、

薄紫色の美味しい黒豆ご飯が炊ける。