山形・季節の味便り
~野菜とさくらんぼジャム・ブルーベリー・かやの実~


先週、山形の娘から宅急便が届いた。
入っていたのは、セニョールステック、アスパラ、さやいんげん・茄子・プチトマト、胡瓜、キャベツ、かやの実、自宅庭で採れたブルーベリー、手作りのサクランボ(佐藤錦)ジャム。



<セニョールステック>
宅急便の左端のポリ袋に入っていたのが「セニョールステック」。
初めて名前を聞いた野菜で、茎ブロッコリーとも呼ばれるとのこと。
ブロッコリー×中国野菜の芥藍(カイラン)を掛け合わせて生まれた野菜で、ブロッコリーより美味しく茎はアスパラのように甘い。

日本で開発されたが人気がなく輸出したアメリカでビタミンCが多く抗がん成分が多いことで人気が出て逆輸入されたそうだ。

写真・左から、セニョールステック、アスパラ、さやいんげん。



<ブルーベリー&サクランボ・ジャム>
ブルーベリーは無農薬で自家栽培。
手作りサクランボジャムの素材は「佐藤錦」。高級品で知られる「佐藤錦」は、味が優秀であっても少しでもキズがあると箱詰めの際にハネられる。毎年、お手伝いに行く親戚でいただいたハネ品で作っている。



ブルーベリーとサクランボジャムで朝食。
トーストパンにジャムとブルーベリー。ヨーグルトにブルーベリー。

フランス・ジアン社のオワゾブルーシリーズ・フルーツからサクランボ柄のプレートとティーカップ&ソーサーを使用。



<かやの実>
大阪府池田市の久安寺に秀吉お手植えの樹齢約400年の大きな「榧の木」があり、落ちている実を見たことはあるが、袋詰で販売されているというのは初めて知った。

「かやの実」は「万病の薬」として古くから重宝され、曹洞宗祖道元禅師も毎日欠かさず食べてられたそうで、主な薬効は、滋養強壮、消化促進、眼精疲労、多尿症、貧血。


食べ方は鍋で炒って殻を剥くのだが、炒っている間に自然に割れてくるもの以外は堅くて奥歯で噛んで割る。胚の部分は白く薄皮がむき難いのでそのまま一緒に食した。アーモンドよりも油分を含んでいると思ったら、榧の実の油で天ぷらを揚げると美味しく家康も召し上がられたとか。





また、榧の樹は将棋盤、碁盤として最高峰とされ、成長が遅く絶滅の危機さえあるとのことで、300年後のために榧の森を作ってられる方もある。