左利きは直す必要がありません」というのはもはや常識です。左利きの偉人・天才もたくさんいるのは、すでに皆さんもご存じのことと思います。ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチ、アインシュタイン、ニュートン、ナポレオン、ビル・ゲイツなど、数え上げらきりがありません。アメリカ大統領のオバマ氏が左手でスラスラと署名をしているのは恰好いいですね。「左利きは直す必要がありません」これに対して異論を唱える人は今や誰もいないでしょう。私もそう思っていました。しかし、教育の現場から、少し異論を言っておきたいと思います。果たして本当にそうでしょうか。小学校の低学年で初めて数字や文字を覚えるとき、学校の板書で、先生は果たして左利き用にも配慮してくれるでしょうか。右利き用にしか教えないのではないでしょうか。かなり器用な生徒は先生が右用に書いたとしても、それを左利き用に直して理解できるでしょう。しかし、かなりのハンディなことは間違いがありません。小学校の文字、書き取りの早い段階でつまずいてしまう可能性が大です。それに書き順にしても、左利き用にそれがあってもいいはずです。左利きの方が書きやすい書き順があるはずです。しかし現実には左利き用の書き順はありません。私の不勉強ならお許しください。私が問題にしているのは、文字や数字を覚える小学校一年生の大事な時期に、左利きの児童用に「対策が取れているのかどうか」なのです。少なくとも、クラスに左利きの児童がいたら、先生は左手でも板書をしてほしいものですが。しかし、今でも忙しい先生にそれを望むのは無理でしょう。だからあえて「もしも直せるものなら、左利きを直して」「無理なら、早々とやめて」ください。その代り世間の右利き社会に不利にならないように、対策を早めに取りましょう。世の中、多数派に都合よくできています。効率の面から仕方のない面もありますが、少数派(左利き)の立場に立ってみないと気づかないことも多いものです。そして、改善を訴えていきましょう。声を上げないと改善されません。
駅の改札機もあれは右器用では?
車の安全ベルトは右利き用では?
他にも沢山ありますね。
私的には剣道は左利きが有利ではないかと思っています。私は小さい頃、強制的に矯正されました(泣)小学校3年生の左利きの生徒が最近やっと漢字の勉強をしてくれるようになりました。そこで「なぜ今まで漢字の勉強をいやがったのか」「どうしてやり始めたのか」考えてみました。私に左利きに対する偏見がないことがわかったから、安心して漢字の練習を始めたのでは。それでは、私の指導に間違いがあったことになります。私には何も「左利きに偏見がないこと」そして「左利きが有利にもなること」「左利きは直す必要がない」ことなどを繰り返して言うべきでした。「左利きを認める」ことはすでに常識だから、あえて問題にしていませんでした。それがいけなかったようです。左利きを肯定していることを積極的に言うべきでした。
今回も生徒に教えられました。
・右利き:87.9%
・左利き:5・1%
・もともと右利きの「両利き」:2・3%
・もともと左利きの「両利き」:3・8%
・わからない:0・9%
(リサーチパネル調べ、対象は3万1869人)

