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DVDで英会話の勉強

 映画をみながら英会話に役立てたい、とよく思いますよね。私もそれはよくやることです。

 ただ、自分の英語レベルと映画のレベルが合わないと、効果は期待できませんね。

 難しい映画をわからないなりに聴き取ろうとするのも大事ですが、それなら、自分のレベルに合わせたものを選んだほうがいいと思います。

 一般に、英語の教材というのは、自分のレベルより少しだけ上のものを聴き取ろうとするのが一番リスニング力を伸ばすようですね。

 私は、自分のレベルを見極めて、最初は、映画は遠慮しました。

 意外に簡単なのは、NHKニュースの副音声ですね。ニュース系は、話す順番が一定なので、コツさえつかめばわかりやすいです。

 ニュースの中でも、評論調の内容になると少し難しくなります。

 ラジオニュースは、映像が無い分、難しいかも。米国ではクリスチャン向けの宣教ラジオ放送がありますが、これは少しスピードを落とし目なので、わかりやすいです。

 次の段階は外国のニュース。BBC、CNNは聴き取りやすいです。米国の放送は、欧州のものより少しわかりづらい感じ。欧州というのは多言語なので、英語を第二外国語とする人への気遣いがあるのかもしれません。

 外国のニュースが聞けるようになったら、徐々に映画に行っても大丈夫かもしれません。

 そういう私も、映画の英語は、聞き取れるのと聞き取れないのとありますね。聞き取れないレベルと判断したときは、早めにギブアップして簡単なのにかえます。理解できないものを聞くのは、時間がもったいないですもんね。

英語ぎらいにさせないための作戦

私が子供たちに英語教育をほどこすにあたって、まず考えたのは、「英語を押し付けて、英語ぎらいにさせないこと」でした。

 それで失敗すると、努力が逆の効果を生んでしまいます。つまり、やればやるほど子供の心が英語から離れてしまうのです。

 絵カードを使う時は、ゲーム形式に、ビデオ教材を選ぶときは、親が前もってその教材を見て、内容を確認して、「これは面白い」というものだけにしました。  実際、アルクの教材「キューピッド」は、7匹の子ヤギと、三匹の子豚はとても面白いのに、それ以外は、それほどでもありません。子供たちも、その2作品はよく見ていましたが、面白くないものは、次に興味を示しませんでした。親がみても面白くないのがわかるので、そういう時は、すぐにそのビデオ鑑賞を打ち切りました。

 渡米してからも、教材は吟味しています。本屋に親子で行って、面白そうな本を探します。でも、読んでみて「面白くない」と感じたら、「じゃあ、やめていいよ。別のを今度買ってあげるよ」と言って、その本は、脇に置くようにしました。(でも、いつか面白みがわかる時がくるかもしれないので、捨てないでとってありますが) アルクのキューピッドは、子供が暗記するほど見たので、あるとき、「何ていってるか、テキストで説明されているから見てみよう」と一緒に見始めました。

 それを私が読んであげると「すごい。パパ英語読めるの?」と子供が驚きました。「僕も読めるようになりたい」というので、そこからアルファベットを教え始めました。

 アルファベットは、一週間で覚えました。この時に便宜的にローマ字読みを教えたので、それからは、英語が目に入るたびに、発音していました。  

 子供の読みを聞きながら「これはローマ字の読み方だから、それでいいよ」とか「こっちは、英語の読み方だから、ちょっと違う。こうだよ」と教えてあげると、その通りに覚えていきました。

 子供も得意になって、学校帰りに目に付いたアルファベットを読むので、友達から「すごい」と言われてうれしいようです。優越感も英語を学ぶ上では少しはモチベーションになるようですね。

 ローマ字を教えるのは、早すぎるかと思いましたが、結局、早く教えたことの副作用というかデメリットはありませんでしたね。むしろ、興味を持ったものは、どんどん教えたほうがいいですよね。

 アルファベットを教えたときに「中学まで待て」と言ったら子供はどう反応したかと想像すると、興味のあるときに教えて正解だったと思います。

子供用の英会話お奨め教材

子供の教材でよかったものを列挙したいと思います。


1、絵カード
 4歳の時は、これだけでした。モノの絵を描いた紙の裏に英語でつづりをかきます。これを少しづつ増やしていくんです。
 アップルから曜日から、数字から、食べ物から、職業、色。どんどん増えて最後は数百枚になりました。子供が「パパ、これは英語でなんていうの?」なんていって来ると、その絵カードをその場で作るんです。
 子供に絵を描かせると喜びますね。
 「スカイの絵を描いて」なんていうと、子供なりの空のイメージを書くんです。それが楽しくて、はまってしまいました。
 この絵カードのお陰で、基礎的な単語は全部覚えました。

2、アルク社のキューピッド講座。(5歳ごろ)
 これは、6ヶ月で、「7匹の子ヤギ」や「三匹の子豚」など7つの話が入ったビデオが毎月送られてくるんです。それぞれのお話の絵がかわいくて、はまってしまいました。
 英語がわからなくても知っている話なので、子供は楽しんでいます。それと、「マザー」や「アップル」など、知っている単語が出てくるのがうれしいようでした。
 今でもたまにこのビデオを引っ張り出してきてみていますが、子供たちは「ああ、こんな簡単な英語をいっていたんだ」なんて言って驚いています。

3、NHKの英語であそぼ(5歳ごろからずっと)
 これを録画して、見せていました。簡単なやりとりを英語でやるので、子供でも覚えやすいですね。

 これで、イギリス人家庭教師を雇う下地ができました。
 6歳ごろから2年間、週に一回、イギリス人家庭教師をやとって、1時間。個人レッスンを受けさせました。
 それで、8歳から、私の転勤の関係で、ロサンゼルスへ。今やっと9ヶ月が過ぎたところです。

 子供が、環境になじめるかどうかがポイントでしたが、なじめましたね。

 驚くほど簡単なことですよね。これで本当に英語ができるようになるのかと不思議に思われるかもしれませんが、事実、うちの子たちは、バイリンガルへの道を着実に歩んでいます。

 私の場合、ロサンゼルス転勤というラッキーがあったのですが、それがなくても、イギリス人家庭教師はずっと続ける予定でした。あれだけでも、英語圏で生きる素地ができたと思っています。

 自分が29歳から英会話を勉強するのに、10年間で、多分250万円ぐらいは使っているでしょうか。それでもネイティブからは程遠いのに、子供はすでに確実にネイティブへの道を歩みはじめている。

 つくづく感じるのは、「英語への投資は早い方がいい」ということです。

 

私がならった英語発音矯正の方法

子供の発音のよさに触発されて、私も発音矯正に乗り出しました。

 通っているESLでたまにそういうレッスンがあるので、それをまじめに聞くようにしています。やっているうちに上手くなるかと思っていたけど、やはり意識して直さないとだめなようです。そりゃあ、伸び盛りの中学高校で6年間も日本人に英語ならってたんだから、その癖は抜けないですよね。

 先生が「これを毎日10分、3ヶ月やれば、必ず発音がよくなる」というやり方を、毎日やるようにしています。

 このやり方をここに書きますね。

1、Vの発音の形で上の歯を下唇の上に乗せます。その形のまま、上唇を思いっきり上げて、上歯茎まで見せるかんじ。これを10秒かける2回。

2、思いっきり口を尖らせてキスをする形を10秒したあと、にっこり笑う形を10秒。これも2回。

3、THの形、つまり舌を上の歯と下の歯の間に滑り込ませて、その間にスーーーと息を通す。それを10秒。そのあと、思いっきり下を根っこまで出す。これを10秒。これを2回。

4、大きく口を開けて、舌を下の歯につけてた後、下をのどの方にかすかにスライドさせる。これを10回。

 これで、英語が発音しやすいように口の筋肉がつくのだそうです。実際にやってみると、本当に効果ありますね。

 日本人は、日本語が使いやすいように口の筋肉がついているのですが、英語で使う筋肉をは違うのだそうです。確かに、この筋肉増強運動をしてからスピーキングの練習をすると、ちょっと違う感じ。

 我が家では、子供に発音が難しい単語を発音させて、それを夫婦で真似るゲームをします。「どっちが、本物に近い?」と子供に判定させるのです。

 楽しみながら発音矯正ができたらいいなあと思っています。

 どなたか、発音矯正の効果的な方法知りませんか?

我が子バイリンガル化計画続報

 私の仕事の都合で渡米9ヶ月。9歳の双子の発音がよくなってきました。

 やっぱり、RとL、WとV、THの発音が際立っていいかんじですね。

 それと、やはり、Rの音がいろいろな単語で的確に入ってくる感じですね。


 毎日、家内が10分間の朗読をさせているのですが、これが、すごく英語っぽくて。親ながら驚きです。


 日本人の友達ばかりだったのが、最近は、米国人の友達も増えてきたし。いよいよ、軌道に乗ってきた感じですね。

 このまま、米国にいればいるほど英語は上達する一方だと思うんですが、悲しいかなサラリーマンなので、帰国命令は2,3年後には必ず来ます。

 日本に帰ったらノバに通わせようかな。もったいないから。

 今は、外国人の家庭教師(これが1時間20ドルとお手ごろなんです)にマンツーマンで週に一回来てもらって、あとは、毎日の朗読が主な英語勉強。でも、英語が好きになって、買ってきた絵本を勝手に読んでいるので、それがいいみたいです。

 楽しんでやっている、っていうのを脱線しないように。負担をかけないようにやっていこうと思っています。

英語が出来ないと生きていけない時代なんて

 国が英語教育に乗り出して、なんでも公立学校にも外国人教師を派遣するようになるそうです。こりゃ、「英語が話せないと就職もできない時代が来る」と日本のお母様方は戦々恐々としているようです。

 でも、断言します。そんな時代は来ません。週に一、二回、三十人の教室に外国人が来るだけで、英語が話せるようになったら、世話はない。

 だから、こんなことに国がお金を出すのは、無駄だと思う。本当に英語が必要なら、公用語を英語にすればいい。こんな中途半端なお金のかけかたで英語ができるようになると思うなんて、甘すぎると思いますよ。


 だからといって、私は、「英語なんてやらない方がいい」と言っているのではありません。

 なかなかできるようにならないからこそ、価値があるんだし、価値をわかっている人はお金と時間と労力をかけているんだと思うんです。


 だから、世のお母様方、心配はご無用。英語ができないと生きていけないなんて、時代は来ません。英語ができる人なんて、いつの時代もマイナリティなんです。(そのマイナリティになって、甘い汁を吸おうというなら、英語をやるべきですが、少なくとも、「生きていけないから」なんてことは考えない方がいいでしょう)

 私、もうすぐ40ですが、私の子供の頃(昭和40、50年代)だって、「英語ができないと、これからの人は生きていけない」と母親に、嫌になるほど言われました。

 私は、そのマントラのような母のつぶやきに洗脳されて、突如、29歳から英会話を始めました。

 でも、10年やって、周囲を見回すと、英語ができる人はほとんどゼロ。
 私の小、中、高の友人でゼロ。大学の同級生でゼロ。職場の部署でわずかに一人。(でも、この人、帰国子女で、英語はできるのですが、日本の風習になじめず、会社でうまくいっていません)


 私は、大きな声で叫びたい。「英語ができないと生きていけないなんて、ウソだあ!」と。

我が子のバイリンガル化計画

 我が子のバイリンガル化計画は、順調です。
 こども2人を同時に同じスタートで始めたのが正解でした。だって、勝手に2人で英語で話し合って、上達してくれるんだから・・・・。

 我が家は双子です。9歳で男と女。前にも書いた通り、4歳ぐらいから、段階的に英語に触れさせてきたのだけれど、それが本当に上手くいっているんです。

 「我が家流」の最大のポイントは、日本語を介さないこと。英語は、ほとんどすべて英語で教えてきました。

 絵カードを使って、単語を覚えるところから始めたんですけど。でも、動詞や形容詞は、絵カードでは教え切れないところがありますよね。そういう時だけは、日本語も混ぜます。

 最近、面白いことに気づきました。
 上級者になるためには、「英語を英語として理解する」ってよく言われますよね。でも、それでいいとは思うんだけど、「日本語に変換する段階がどこかでないと、意味ないじゃん」ということ。

 英語を英語で理解してそれで終わり、その後に日本人に「何て言ってたの?」って聞かれても日本語で教えられないんじゃあ、やはりあまり意味は無いんです。

 僕の知り合いに、面白い例があります。
 彼は、高校受験に失敗して、米国の大学に留学(進学)したんです。ここで、4年間英語を勉強し、日本の会社に入った。日本の会社では「英語が使える男」としてそれなりの地位を築きました。でも、アメリカナイズされた彼の生き方は、日本式に合わなかったんです。

 彼は、会社に勤めていた時代から、多くのビジネスマンと交流があったので、彼らに助けを求めました。

 ある外国人ビジネスマンから「母国の会社を紹介しよう」と言われて、入社。でも、ここからが大変でした。

 彼が与えられた仕事は、アルバイト程度の仕事。なぜかというと、彼の英語力では、同世代のビジネスマンの間では相手にされないし、交渉や商売ができるレベルじゃあなかったんです。結局彼は、日本にいる時よりもだいぶ低い地位を与えられて、悶々と米国で暮らしています。

 日本にいるから、「英語使い」と評価される英語レベルでも、英語圏にいったら、子供同然なんですよね。そんなレベルの人が、英語圏で評価されることはありません。つまり、彼の英語は、日本に居てこそ使える程度のものだったんです。

 同じような境遇の人は、かなり多いと思います。でも、あなたの英語は、ネイティブスピーカーと比べたらどうですか。くれぐれも「アメリカ人になりたい」なんて思わないように。日本の外資系企業で颯爽と働いていたビジネスマンも、米国に行ったとたん、召し使いか子供同然の扱いを受けるなんてことは日常茶飯事なんですから。

 アメリカ人になりたいなら、子供の頃からそういう勉強法をしなければならないと思います。でも、そうではなく、「日本人として英語を駆使して生きていく」のなら、方法は、全く違うものになるはず。

 将来、英語をどう使いたいのか? それは、我が子のバイリンガル化計画を進めるために、そのスタート地点で考えなければいけないことです。

英会話で得したこと

 英会話をやってて得たものって、すごく多いですね。


 もちろん、「外国人と会話ができる」っていうのが一番なんだけど・・・。

 【英会話教室の友達】同年代の男女。女子高生、女子大生、OL、わかい主婦、おばさん、おばあさん、他業種のサラリーマン、お医者さん、歯医者さん、プータローさん、男子大生、学校の先生、おじいさん、昔は大会社の社長だった定年のおじいさん・・・・・。いろいろ飲み友達ができたなあ。合コンしても、こんなに幅広い友達はできないでしょう。

 【外国人の友達】NOVAの先生。NOVAの先生の友達。外人のバンドマン。会社にいる外国人同僚。他の会社の外国人。出張先でできた外国人の友達。駐在先のESLの同級生、ESLの先生。

 【いろいろな賞】英語で成果を挙げて会社でもらった賞。NOVAでもらった賞。

 【異性にもてた】いやあ、もてるよね。なんででしょう。わからないけど、英語が上手になるほどもてるよね。不思議です。

 【子供がバイリンガルに】これが一番大きいかも。

 【将来の希望】将来は、通訳ガイドの資格をとろうと思ってます。そうしたら、食いっぱぐれないから。

 【その他】パチンコに行かなくなったのが大きいなあ。あと、飲み代が減った。ボイスルームでああだこーだやってるのが、飲み会みたいでね。チケット一枚で最高6時間40分もいられるんだから、安上がりだった。ボイスが終わった後に飲みに行っても一時間限定だと、千円ちょっと。お金がたまったなあ。

 【仕事での地位】地位は確実に上がったなあ。他に「うらやましいなあ。俺も英語始めようかなあ」なんて人は多いけど、薦めてます。「地位を脅かされる」っていう心配もあるけど、それは考えないようにしています。自分も「これから死ぬまでコツコツやる」っていうつもりだから。ということは、後発の人がよほど効率よくやらないと私に追いつけないってこと。
 でもね、大概の同僚は「実は、このぐらいになるまで10年かかった」って言うとやめるね。これを聞いて「俺も10年」と思う人って少ないかも。 

 結局、「英語を楽しめる」ってことが最大の武器かも。楽しめる環境を作るっていうのが、うまくいく秘訣ですね。

 俺なんて、「英語やめろ!」「英語禁止」って言われたら逆につらいもの。「あと10年しかやるな。あとはもうやめろ」って言われたら、泣いて「続けさせてくれ」って頼むよ。それぐらい英会話が楽しいです。

リスニングの伸ばし方

 リスニングってなかなか伸びないですよね。でも、なかなか上達しないからこそ、逆に面白い、っていう気もする。

 私の上達法は、「上達の喜びを感じながらやる」っていう感じかな。

 前にも、書いたのですが、壁にぶつかって停滞してしまった時に有効なのは、スピーキング、つまり「声に出して読む」という訓練ですよね。聞いても聞いても聞き取れない時は、そのフレーズを声に出して何度も読んでみる。それもネイティブの発音を極力真似てね。これが有効です。


 私は、難しい素材と、簡単な素材、中ぐらいの素材というのをいつも準備していて、これをとっかえひっかえ聞いています。

 「難しい素材」を聞く理由は、それが、あとで伸びた時に参考になるから。一か月とか半年とか一年とかまとまった期間、勉強をしたなあって時、どのぐらい伸びたか、確認できるんです。
 「あれれ、前に聞いた時は全然聞き取れなかったのが、少し聞き取れた!」とか「全部聞き取れた!」とか、その感覚によって、伸びを確認できるんです。

 でも「難しい素材」ばかりだと、耳が痛くなってくる。そうなったら、一気に「簡単な素材」に落とします。そうすると、聞こえる聞こえる。気持ちぐらいぐらいに聞こえる。

 そこで、自分の中での満足感、優越感を大事にしながら、「中ぐらい」を聞きます。

 そうやって、落胆したり、喜んだり、優越感を肥やしにしたり、劣等感をバネにしたりしながら、もう10年。思えばよくやったなあ。

子供バイリンガル化計画の落とし穴

 ここで、一つ、子供をバイリンガル化しようとする親が陥る落とし穴について。

 米国にきてわかったのですが、バイリンガルの子の中に、日本語があやしい子がいるということです。これは親御さんにとって、非常に重大なことです。

 先生は、「日本語をしっかりできるようになって来た子の方が、英語力が伸びる。逆に、日本語があいまいな子は、自分の中で論理とかを構築できず、そこに英語を詰め込むので、日本語も英語も完成度の低いものになることがある」というのです。

 これって、怖いですよね。

 日本人から見れば、ルックスは日本人で日本語も話すバイリンガルの子は、非常にうらやましいですよね。でも、当の親御さんは、そんな子の日本語の能力の弱さに気づいている人が多いようです。

 片方を土台に、もう一つの言語を。というのがいいようですね。

 小さい頃に、外国に住むと、その国の言語は学ぶけど、日本語があやしくなる。逆に大きくなってからだと、日本語は確立しているけど、その国の言語についていけない。なかなか難しいものです。

 そのボーダーは、小学1年から4年ぐらいまでのようで。それより小さくても、大きくても、それぞれに問題が起きやすいようです。

 結局、そういうリスクを冒さないでバイリンガル化する方法は、ないのかもしれませんね。私のように「30歳になってから頑張る」という方法しかないでしょうか。でも、はっきり行って、30歳からでは、ネイティブスピーカー並には絶対になりません。保証します。

 我が家は、小学三年から渡米というラッキーがあったからいいけど、こんなのまれなケース。そんな幸運を待つよりは、「ネイティブ並にはなれないけど、仕事で使える程度の英語を目指す」というのが、現実的だと思います。

 だって、会社の上司に「子供が小学3年だから、海外駐在にしてくれ」なんていえないですもんね。