夏に差し掛かり、部活動も大会に向けて、
練習にも力が入って来たときのこと。
S市に練習試合におもむくことになりました。
地方から、約4校が寄って、交互に試合を行うことになりました。いわゆる遠征です。
と言っても泊まりではありませんので、結構ハードです。
ソフトボール部も同じく参加しており、
野郎ばっかの中に、その団体の存在をみるだけで、
潤された気分になります。
試合を終え、帰り支度をしていると、
どこからかキャーキャーいう声が。
なんじゃろか?
まぁいいとして、バスに乗り込むと
後輩が興奮して乗り込んできました。
「なんか、S市のソフトボール部に声かけられました!
背番号3番と8番とあとそれと…13番の人もカッコイイから紹介してって言われました~。」
へ~。
3番はA君。8番はM君確かに男前!
13番の補欠!誰や?確かか?聞き間違いちゃうか??
実はその補欠は僕なのでした。
これは間違いやなとホントに思ってました。
それからしばらくして、A君から手紙を受け取りました。
そのS市のコからでした。
ナゼわかるというか、届いたのだ?
聞けば、後輩達はちゃっかり連絡先を手渡されてたのです。
その代表がA君。
もう、何回か電話もしたそうです。
「おいきゅん、今度の日曜あいてるか?
M君も一緒に3対3で遊園地デートすることになったから」
なんだてーてーてー!
坊主頭に似合う服なんてないし、服はあってもダサダサのんしか…
でも、もう日がない。
何を着て行ったかも忘れましたが、恐らくガキっぽい半袖パーカーにジーンズの超カジュアルだったと思います。
A君、M君は町育ちなので、ドット柄のシャツ、オシャレ柄のTシャツで、なんかシュっとして、坊主頭でもBOーZって感じで、男前がより洗練された感じでした。
そんなんを見て、よりブルーに…
いよいよ出発となってからも、まだ本当に自分が指名されたのか信じられないでいました。
遊園地について、問題なく合流することができました。
A君のパートナーはポジションはピッチャーで、すごくカワイイコでした。
M君のパートナーはちょっと控えめで痩せ型のおとなしそうな女の子。このコもカワイイ。
そして僕のは…
髪の毛が兵藤ユキ(←知ってるか?)のようにピンピンに立ち、
目は細く、クラスでも一番口うるさいキャラのような
ようするに、うっとおしい感じで、かわいくなかったのです。
は~…
ここでもやっぱ補欠かぁ…
聞けば、同じ名字で、彼女も補欠で背番号13番。
偶然にホクホクしていた様子でした。
で、ホントに僕をロックオンしてたそうです。
その後
他の二組はすごいいい感じで盛り上がってましたが、
それを見て更に更にブルーになっていきました。
どんな乗り物に乗ってもふてくされた感じだったと思います。KYな感じの。
彼女達がナゼそんなに積極的だったかというと、
彼女らの地域では
他校の生徒と付き合うっていうのがブームになっていて、
そして、Hなコトまでやっちゃうのが当たり前。
みたいなコトだったそうです。
そんなこと言われたって、他校といっても離れすぎっしょ?
電車とバスで約2時間だよ!
んで、第一どこでそんなシュチュエーチョンになるか、
想像もできませんでした。
まぁ、他の二人は別として僕はこれっきりかなと思っていたら、またA君から
「お前の電話番号聞かれたんやけど。どうしても教えて欲しいっていわれてて、教えてくれへんかなぁ?」
しぶしぶ教えました。
案の定、電話はありましたが
その当時は、黒電話。
子機なんて存在さえもしらない時代。
おもいっきり、じぃじに電話に出られたり、
横耳で家族に聞かれたり、もうウザくてウザくて、
「電話はもう掛けてこないで。手紙もいらないし、地元でいい人見つけて下さい!」
と最終通告しました。
後日、A君に「ヒドイな」とか言われましたが、
そんなん知らんわい!
なんやったんやホンマ…