担任の教師は音楽の先生でした。

女子は音楽の時間を楽しみにしていましたが、

男子はそうでもありませんでした。

ということで、授業妨害を策略するワケですが、

ある日にコト、

音楽室に集まった後、授業が始まるしばし前

男子はおふざけ真っ最中。

「お~いきゅん、ちょっと来いよ~」

「なに?」

「お前この中は入れるか?」

「余裕で入れるで!」

「お、そんじゃ入ってみてーや」

「な、余裕で入れるやろ?」

それは、ロッカータイプの掃除用具入れでした。

その瞬間、トビラをバタンと閉められ、

その用具入れがガタガタ動きだしたのです。

ヤバイ!倒されたら受身取れないし、

絶対ケガすると思いましたが、倒されることはありませんでした。

チャイムが鳴って、さぁ出ようとしても出れない!

なんで?

先生が来たようです。

「はい、学級委員 号令」

遠くの方から

「キリーツ」と僕の声

「ん?どこだどこだ?」

みんなニヤニヤ。

「キリーツ!」

次の瞬間、ドッとみんなの笑い声。

そうです。

僕は調子に乗って掃除用具入れに閉じ込められ、

トビラ側を壁に向けられていたため出れなかったのです。

仕方なく、用具入れの中から号令をかけたのですが、

それがウケるウケる。

イジメられてたコトも忘れ、オイシイと思ってしまうほどでした。

当然そのことで、授業は丸つぶれ。

閉じ込めたツレは大目玉。

被害者でありながら、

ウケたことに満足感を覚えた一日でした。

夏に差し掛かり、部活動も大会に向けて、

練習にも力が入って来たときのこと。

S市に練習試合におもむくことになりました。

地方から、約4校が寄って、交互に試合を行うことになりました。いわゆる遠征です。

と言っても泊まりではありませんので、結構ハードです。

ソフトボール部も同じく参加しており、

野郎ばっかの中に、その団体の存在をみるだけで、

潤された気分になります。

試合を終え、帰り支度をしていると、

どこからかキャーキャーいう声が。

なんじゃろか?

まぁいいとして、バスに乗り込むと

後輩が興奮して乗り込んできました。

「なんか、S市のソフトボール部に声かけられました!

背番号3番と8番とあとそれと…13番の人もカッコイイから紹介してって言われました~。」

へ~。

3番はA君。8番はM君確かに男前!

13番の補欠!誰や?確かか?聞き間違いちゃうか??

実はその補欠は僕なのでした。

これは間違いやなとホントに思ってました。

それからしばらくして、A君から手紙を受け取りました。

そのS市のコからでした。

ナゼわかるというか、届いたのだ?

聞けば、後輩達はちゃっかり連絡先を手渡されてたのです。

その代表がA君。

もう、何回か電話もしたそうです。

「おいきゅん、今度の日曜あいてるか?

 M君も一緒に3対3で遊園地デートすることになったから」

なんだてーてーてー!

坊主頭に似合う服なんてないし、服はあってもダサダサのんしか…

でも、もう日がない。

何を着て行ったかも忘れましたが、恐らくガキっぽい半袖パーカーにジーンズの超カジュアルだったと思います。

A君、M君は町育ちなので、ドット柄のシャツ、オシャレ柄のTシャツで、なんかシュっとして、坊主頭でもBOーZって感じで、男前がより洗練された感じでした。

そんなんを見て、よりブルーに…

いよいよ出発となってからも、まだ本当に自分が指名されたのか信じられないでいました。

遊園地について、問題なく合流することができました。

A君のパートナーはポジションはピッチャーで、すごくカワイイコでした。

M君のパートナーはちょっと控えめで痩せ型のおとなしそうな女の子。このコもカワイイ。

そして僕のは…

髪の毛が兵藤ユキ(←知ってるか?)のようにピンピンに立ち、

目は細く、クラスでも一番口うるさいキャラのような

ようするに、うっとおしい感じで、かわいくなかったのです。

は~…

ここでもやっぱ補欠かぁ…

聞けば、同じ名字で、彼女も補欠で背番号13番。

偶然にホクホクしていた様子でした。

で、ホントに僕をロックオンしてたそうです。

その後

他の二組はすごいいい感じで盛り上がってましたが、

それを見て更に更にブルーになっていきました。

どんな乗り物に乗ってもふてくされた感じだったと思います。KYな感じの。

彼女達がナゼそんなに積極的だったかというと、

彼女らの地域では

他校の生徒と付き合うっていうのがブームになっていて、

そして、Hなコトまでやっちゃうのが当たり前。

みたいなコトだったそうです。

そんなこと言われたって、他校といっても離れすぎっしょ?

電車とバスで約2時間だよ!

んで、第一どこでそんなシュチュエーチョンになるか、

想像もできませんでした。

まぁ、他の二人は別として僕はこれっきりかなと思っていたら、またA君から

「お前の電話番号聞かれたんやけど。どうしても教えて欲しいっていわれてて、教えてくれへんかなぁ?」

しぶしぶ教えました。

案の定、電話はありましたが

その当時は、黒電話。

子機なんて存在さえもしらない時代。

おもいっきり、じぃじに電話に出られたり、

横耳で家族に聞かれたり、もうウザくてウザくて、

「電話はもう掛けてこないで。手紙もいらないし、地元でいい人見つけて下さい!」

と最終通告しました。

後日、A君に「ヒドイな」とか言われましたが、

そんなん知らんわい!

なんやったんやホンマ…

遅ればせながら、

中学でスカートめくり が流行しました。

なんで中学で?

それも女子の間で。

ナゼ、始まったか誰が始めたのかはわかりません。

どどどーっと走ってきては、びら~っとやるのです。

おお~ラッキーな流行だ☆思春期ですな~☆☆

それに便乗して始める調子のよい男子もいましたが、

僕は学級委員の手前上、指をくわえているだけでした。

最初の頃はパンツ丸見えで ウッホーだったらしいのだが

*残念ながらその場にいつも居合わせることのなかった僕…

女の子もバカではなく、ある程度ディフェンス力も付いてくるのです。

立っているときは壁を背に、誰かが近づくとスカートを押さえ、

体育のある日はブルマ なんでディフェンスは緩み、

ブルマ でしたベー てな事になってました。

ある日のこと、たまたま思いっきりめくられているところに

出くわしました。

あわわわわわ~

その子はなんとなんの恥じらいもなく、

スカートの中にトランクス を履いていました。

それも、めちゃめちゃカワイイというふうなのでもなく…

あら?ついにここまで来たか…

なにかせつない気持ちになりました。

ホームルーム でも、スカートめくりの禁止令が制定され、

そのブームはあっと言う間に過ぎていってしまったのでした。

しかし、後で聞いた話では

その後ブラはずしなるものが流行っていたらしい。

全然知らんかった(--;)