経験が新人を強くする!

経験が新人を強くする!

大事なのは経験をアウトプットすること

新人看護師の方の中には、「報連相ができていない」と怒られてしまう方も多いです。そんな時は、なぜ報連相ができていないと言われてしまうのか、その理由を考えてみるようにしましょう。

新人看護師の方が報連相をうまくできない理由は3つあります。

1つ目は、何を伝えたらいいのかよくわかっていないからです。報連相は、伝えるべき情報を精査して、相手に的確に伝わるように話す必要があります。しかし、新人のうちはそもそも何を伝えればよいのかわからないため、報連相ができないという事態に陥ってしまうのです。

2つ目は、先輩に気を使って話しかけることができないからです。看護の現場はとても忙しいため、忙しそうにしている先輩に気を使ってしまい、報連相を後回しにしてしまう新人看護師がたくさんいます。
仕事の邪魔になってしまったらどうしようという気持ちが先走ってしまい、報連相が遅れてしまうため、報連相ができていないという評価につながってしまうのです。

そして3つ目は、怒られるのが怖いからです。報連相で伝えるべき内容は多岐にわたりますが、中には自分のミスなどを報告しなければならない場面も出てきます。そうしたときに、怒られることを怖がってしまい、報連相を怠ってしまう新人看護師は少なくありません。
小さいミスであっても最終的にはバレてしまうため、なぜ報連相しなかったのかと、結局は叱られることにつながってしまうのです。

理由がわかれば、その行動を正すことができます。
この機会に自分がなぜ報連相対して苦手意識を持っているのかしっかり見つめなおしてみましょう。

医療現場は、さまざまな職種の人がチームになって仕事を行います。そのため、現状把握と情報共有のために、報連相を的確に行うことが求められます。
しかし、新人看護師の方はこの報連相がうまくいかず、失敗してしまうということが多い傾向があります。一見難しく思える報連相ですが、ポイントを抑えれば上手にできるようになるので、ぜひ試してみてください。

報連相を的確に行うために押さえておきたいポイントは3つあります。

1つ目は、報告するタイミングをあらかじめ決めておくことです。1日のスケジュールを確認する際に、どこまで仕事が進んだら報連相をするか、事前に決めておくと忘れることなくスムーズに行うことができます。

2つ目は、何かトラブルが起きたらすぐに報連相するクセをつけることです。突発的に起こったトラブルに対して、他者に相談せずに自分で何とかしようとする新人看護師はたくさんいます。
しかし、新人のうちは適切な対応ができるか不安な部分もあると思いますので、積極的に先輩看護師を頼ることが大切です。失敗やミスを恐れて隠してしまう人もいますが、それをきちんと学びに帰ればなにも問題ありません。報連相を怠り、大事になってしまう方が問題なのです。

そして3つ目は、時間のかかる仕事は、合間に細かく報連相を行うことです。こまめに報連相を行うことで、途中でミスをしていたとしても早期に気が付くことができます。

新人のうちほど細かく報連相をして、しっかりと業務を確実にこなせるようになることが大切なのです。

報連相に活用できるツールもあるので、上手に活用してみてはいかがでしょうか。※参考サイト(http://nurses-hourensou.com