一票の格差は社会問題 | 8丁目劇場ブログ

一票の格差は社会問題

一票の重みについては平等性の観点から5倍の違憲状態を


放置することには当然問題があると思います


しかし、違憲状態を生み出したのは大都市一極集中


言い換えれば地方の過疎化が生んだ鬼っ子です


今回の0増5減で割りを食うのは当然地方


この構造的問題はどうするのでしょうかねえ


議員定数を20~40減らすと言ってますが


実質的に地方選出の議員は益々減少


大都市の理屈だけで物事が決まってしまう



地方は地方で自活


そりゃそうですが、これと言った事業所も観光地もない地方は


全国に多々あります


地方の犠牲の上に大都市一極集中が成り立っていることを


考えると、議員数を減らして済む話ではありません



現状でなんとかしようと思えば選挙区を少なくとも中選挙区か


もっと大きな区割りの中で選ばないと・・・


比例区は地方選出の割合を一定以上にする縛りが必要


地方の事情を考慮した定数配分は違憲ではないと思います



もうひとつは、利害の当事者である議員に法案を決めさせないこと


立法機関である議会の存在を揺るがすことにはなるが


実質的に公平な制度が構築できない矛盾を解消するために


審議会を別途設けて議会が批准するようにでもしないと


いつまで経っても改善は無理



なんとかならんものか・・・