先月号の雑誌PENで「アートの値段」特集を読んでいて、ちょうど3/8~3/10に国際フォーラムでアートフェアをやっていたので行ってきた。
アートフェアは、実際にアートの売買もできる展示会。美術館の絵に全部値札がついていると思えばわかりやすい。
自分はもともと小さい頃から絵を書くのが好きで、漫画を買いたり、油絵も小学生から中学生まで習っていた。高校も九州で唯一美術科がある公立校に通い、実際は落ちたので普通科に通ったのだが、美術の時間に絵を書いていたら、画家として活躍する美術家の先生に美術部にスカウトされるくらいには絵を書いていた人間である。ただ美大に受かるためにはほぼ毎日デッサンをしないといけないため、モテたくてしかたなかった自分はバンドを始めて、絵は描かなくなったという歴史を持つ。
とはいえ大人になってからもアートは好きで、一人で美術館にも行くし、イギリス留学時には3日連続でナショナル・ギャラリーに通いつめた記憶がある。
そんな自分語りはどうでもいいのだが、最近はアートを買いたい・持ちたいという欲求が強くなっている。アートという値付けが難しいものを所有するということをやってみたい。
前置きが長くなったが、というわけでアートフェアにやってきた。入場料は5000円で美術館より高いが、展示される作品数はかなり多く、2時間位では、たぶん全部見きれてない。
日本のアートだけでなく、中国やインドネシア、欧米の作品も展示されてるのが、アートフェアの魅力。特に中国や韓国のアートは勢いがあると聞いていたので、それらを中心に見て回った。
気になったやつ(というか手頃に買えそうな値段だった)
Eddie Kangさん(@happycellinc) • Instagram写真と動画
Lucie Chang Fine Artsさん(@lucie_chang_fine_arts) • Instagram写真
素人目に見ても中国の現代アートは勢いを感じました。日本の現代アートは目新しさがないです。そういうと今流行りの中国礼賛みたいになっちゃうけどw
古美術は難しいですね。宋・明時代の食器が350万とか言われても、見た目は実家の食器棚に眠ってそうな皿ですし。
あと日本の伝統工芸みたいなエリアは、そもそも若者が入りやすい雰囲気ではなかったですね。お着物を着たおばさんが多かった。あと日本人のギャラリストのおっさんみたいな人が「見るだけの人は切って買う人に集中しろ」みたいな会話をスタッフとしてるのにはゲンナリしましたね。まあそうなんだけどさw
中国のスタッフは分かりやすくて、買う人が現れるまでスマホいじってる、接客しないみたいな。こちらのほうが個人的には好感持てますけどねw
2日目に行ったんですが、数百万の絵が半分近く売れてる印象。まあ買う人は個人というより美術館とか画商の人なんでしょうが。
一番高かったのはムンクだったかな、3500万。アンディー・ウォーホルとかピカソの絵もあって、意外と市場に出回るんだなという印象。手塚治虫の鉄腕アトムの原画1ページでは2200万。数百万のセル画を見てた客にスタッフが「家にあると娘さんの教育にもよろしいかと」みたいなセールストークしてて、そんなので買うか、と思ったり。
「この藤田嗣治の絵いくらですか」「5500万です」と淡々と会話してるのも、普段聞けない会話なので面白かった。
結局アートは買わなかった。単純にめちゃくちゃ欲しくなるものがなかったというものもあるけど、もう少し作家の背景とか知らないと、高い買い物はできないw
