口唇ヘルペスと帯状疱疹は同じ?
意外と一緒にされてる方も多い様に思います。
まず、口唇ヘルペスと帯状疱疹は同じくヘルペスウィルスなんですが、それぞれウィルスの種類が違います。
ざっくりで言うと帯状疱疹のウィルスは口唇ヘルペスのウィルスよりきついので薬の量が倍増します。
帯状疱疹は症状もキツいかわりに一生に一度だけしか発症しません。軽い方である口唇ヘルペスは疲れが出るたびに何度でも繰り返します。
薬の量が違えど、処方される薬は同じです。
薬の目的は『ウィルスが増えるのを抑える薬』なので症状の出始めに早めに飲み始める事が重要です。
症状がでて一週間くらい経ってかさぶたになってからでは効果が薄いのです。
ちなみに口唇ヘルペスにはワクチンはありません。
ピリピリし始めたら早めに飲み始める事を推奨です。早めに皮膚科にご相談ください。
久々にブログ。今回は帯状疱疹について
久々にブログ再開です。
少しづつなんらかの皮膚科的な情報提供を中心にアップしていきたいと思います。
帯状疱疹ってご存知ですか?
帯状疱疹って聞いたことあるけどよくわからないって方が多いかと思います。
なぜなら帯状疱疹は一生に一度しかかからない疾患だからです。
身近な方がたまたまかからない限りわざわざ調べるほどの興味もわかないというのが現実ではないでしょうか?
帯状疱疹とは…
帯状疱疹はみずぼうそうのウィルスが原因でおこる疾患です。
「最近、孫がみずぼうそうになってたからうつったんかな?」とか質問されることもありますが、違います。
自身が子供の頃にかかったみずぼうそうのウィルスが年を重ねていく中で徐々にみずぼうそうのウィルスに対する抗体(抵抗力)が下がっていくのです。
抗体が下がったタイミングでに、寝不足や体を冷やす、癌の罹患、免疫力を下げる薬の内服などにより免疫力が下がった状態の時に発病します。
体の左右どちらか片側にしか発症しないのが特徴です。
治療は飲み薬か点滴になりますが、ウィルスを殺す薬ではなくウィルスが増えるのを抑える薬です。ですから、治療は少しでも早めに開始するのが大事です。
体の片側にちくちく、ピリピリ、ニキビみたいなブツブツがでてきてなにか変だ!と思ったらとりあえず近所の皮膚科受診してください。
次回は最近コマーシャルでもよくやってる帯状疱疹ワクチンについてお話ししたいと思います。
#皮膚科 #vzv #ヘルペス #ワクチン #小学生
帯状疱疹ワクチンについて
今回は最近コマーシャルにも観ることのある帯状疱疹ワクチンについてお話しします
ワクチン対象者は帯状疱疹にかかった事のない50歳以上の方です
なんで50歳以上なのか?
→50歳以上になると急激に帯状疱疹にかかりやすくなるから
なんで帯状疱疹にかかった事のない方か?
→帯状疱疹は一度かかると二度とかかる事がないから
なんでワクチンをうったほうがよいのか?
→帯状疱疹にかかると(個人差はありますが)帯状疱疹が治ってからも神経痛という後遺症が残るとかなり辛い痛みに悩まされる可能性があるから
帯状疱疹後神経痛はいつまで続くか?
→大概は時間が経てばたつほど徐々に症状は軽減していきますが程度こそ改善したとしても一生痛みが残る方もおられます
ワクチンの有効な期間は?
→一度うてば5年間有効です。5年間はほとんど帯状疱疹にならない、万が一なっても軽い症状で済むと言われています
金額は7500円(税抜)です
以上、帯状疱疹予防ワクチンでした
ワクチンをうってみたいかたはご相談ください
#帯状疱疹 #皮膚科 #ワクチン #後遺症 #水痘 #水疱瘡
与那国釣行5月5日





与那国釣行5月4日

与那国釣行5月3日






41歳の春だから…
私、ついに41歳の春を迎えました…なんとも感慨深いものがあります。
バカボンのパパといっしょですからね。

↑こうゆう感じにはならないど頑張っていこうと決意いたしました!!
最近の皮膚科の患者さんの傾向について。
①もともと乾燥肌のお子さんが肩辺りをかきむしる
→わたしは乾燥肌のところに汗をかいてより痒みが増したのではないかと考えます。肩辺りはあせものでやすいところですから。
対策ですが、まずは保湿剤を塗って、程度に応じたステロイド軟膏を塗っていただけたら1週間位でよくなるはずです。
②目の回りがとても痒い、或いは赤くなった…。年齢はお子さん世代から大人まで。
→まずはかぶれを疑いましょう。大人なら、症状がでる数週間前までさかのぼって、化粧品を替えてないか、シャンプーをかえてないか、毛染めをしてないかなどありませんか?
なければアレルギーや黄砂などの影響を考えるべきかなと考えます。
目の中が痒い場合はまずは眼科へ。目が痒いときも目の周囲を掻いてしまうので、目の中が治らない限り目の回りも、なおりにくいからです。
症状が同じでも原因はバラバラなことはよくあります。
子供さんがこの症状になったときに、親から「掻いちゃダメ!!」と言われたばかりに掻きたくても掻けないので目を叩いて目に負担がかかることがあります。
早めの相談を意識してください。
汗について知ってましたか?
今日も梅雨なのに晴れて暑い日が続いていますね。
暑いと汗かいてベタベタするし、かないませんね。
最近、皮膚科外来にも症状が悪くなって受診されるかたが増えてきました。
(毎日、診察までお待たせする時間が長くなって心苦しい毎日です…。最大限努力しますが、お待たせする場合もございます。ご了承のほどm(__)m)
これは汗が主原因と考えます。
6月はまだまだ体が暑さに慣れてないので、急に暑くなってしまったせいで汗をかいても「ベタベタ汗」がでてしまうのです。
真夏になって、暑さに慣れてくるといい汗である「サラサラ汗」をかけるようになります。すると、意外と症状が軽くなるひとがいらっしゃいます。
これの対策は軽い運動や、半身浴などで「寝ぼけている」汗腺を刺激してあげて目を覚まさせる必要があります。
逆に汗のかかなさすぎは皮膚炎の原因になりやすいんですよ。
ほどよくいい汗をかきましょう。
最近は汗に対するアレルギーの関与も示唆されています。
その場合も、「汗をかいたら早めにシャワーで流す」が大切です。
もうひとつ、汗の基本的な事を。
汗は体にこもった熱を外に発散させるためにでるんですね。
だから、汗をかいたらうちわなどであおいで少しでも水分を風で飛ばしてあげると汗は止まります。
逆に汗を拭いても拭いても止まらなかったことはありませんか?
原因は簡単です…
汗は蒸発するときに体にこもった熱を外に発散させる(気化熱を奪う)目的で体から分泌されるものなのです。
タオルやハンカチで拭いてしまうと、汗が蒸発するときに奪うはずの熱(気化熱)を奪えない→体の熱はこもったまま→体は汗だして熱を下げようとする→また、汗をかく…
要は汗をかいたら、拭かずに風で乾かす!
試してみてください。
ブログさぼり過ぎで…
気がつけば6月も半分近くすぎてもう夏が来てしまっています。
いつもなら乾燥肌でお困りの方もゴールデンウィークがすぎると楽になる方が多いのですが、今年はなんか遅れているように思います。
乾燥肌の改善が遅れると何がまずいかといいますと…
1,もちろん、乾燥のせいで痒い
2,乾燥が残っているところに汗をかくととても痒い
特に幼児はこの時期に汗ばむことが多いので、乾燥肌の上に汗をかいて想像以上に痒いのです。
肩辺りをポリポリ掻き始めたら要注意ですよ。
ほっとくと傷からバイ菌が入ってとびひになるかもしれません…。
ついでながら、あせもはおでこ、肩辺り、肘の内側にでやすいようです。
ささいなことも見落とさずに早期発見してあげてください。
先日の学会でも言ってました…
「小児のアトピー発症率は、生まれた瞬間からのスキンケアの有無で差が出る」
要は
「この世に生まれて来た瞬間から保湿しましょう」
ってことです。
生まれてすぐから保湿剤を塗りまくることは将来のアトピー発症率をさげるのです。
私のアドバイスを聞いて真摯にスキンケアをなさっていただいていた方は今まで通り続けてください(なんであせもを診てもらいにいっただけなのに保湿剤を塗れ塗れといわれ、保湿剤を処方され…なんでやろ?と不思議に思われていた方も多いかもしれませんね)
少しサボり気味だった方は今からでも頑張ってください。
特に、「ママやパパに花粉症がある」などのアレルギー素因をお持ちの親御さんから生まれたお子さんは将来、アレルギーを発症する確率が高いのでなおさらです。
アトピー発症率を少しでも下げるためにスキンケア!!
意外と「いいスキンケア」をご存知ない方もいらっしゃるのでお気軽にご相談ください。