私は、子どもは、社会の中で育っていくと思っております。
もちろん、赤ん坊のうちは、お母さんやお父さんに抱きかかえられ育ちます。育つにしたがって、親戚や近所の人と多くの人たちにかわいがってもらい、愛され、その中で言葉や文化を学んでいきます。
したがいまして、私の塾が、ご家庭、地域・学校に次いで、子どもたちの教育の場になればと思っております。
はなまるゼミナールでは、年に3度ほど、保護者懇談会をおこないます。塾側から、お子さんについてお話しさせていただき、親御さんから何か気になることなどをお聞きします。
その際、学習方法や成績のことなどだけではなく、生活面、例えば反抗期や学校でのトラブルなどでも、ご相談いただくことがあります。私自身は、これまで2~3000人ほどの子どもたちを見てきましたし、数百人の保護者の方々と面談をして参りました。その経験が、ご家庭において子育てにお役に立てればと常日頃、思っております。
また、子どもたちの成績は、何も学習内容が理解できているかだけではなく、ご家庭や学校などでのトラブルの影響を受けることはよくあります。ご相談いただくことで、少しでも子どもたちが穏やかに生活でき、学習に取り組むことができれば、塾の役割としては、本当に嬉しい限りです。
また、そういう意味では、子どもたちから、学校生活や友人関係での相談を受けることもあります。
友だちどおしで話し合うことも大切ですし、親や学校の先生に相談することも大切だと思いますが、親や学校の先生とは違う大人の話しを聞くことも、子どもたちがこれから大人になっていく上で、大切な経験ではないかと思います。
親御さんとのお話、子どもたちとの対話を大切にしながら、優しく元気でたくましい子どもたちに育って欲しいと思っております。