807-葉書は手紙より強し | ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

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② 男前の徳さんと名付けてくれたモチ子という恋人には忘れられない思い出があります。

 

彼女は有名百貨店で働いていました。そこのxx組合の偉いさんで、頭のいいオナゴはんでした。栗っとした丸い目は女優の九重由美子さんと目がよく似ていました。

 

その目よりも私が気に入ったのは“話の聞き上手”でした。その当時、私は日本生命のセールスマンをしていましたので、「人に好かれる人間関係」を実践的に勉強していました。

 

①話の聞き上手、②おもろい女、③別嬪、が私「彼女を選ぶ基準」でした。バーやキャバレー、クラブでナンバーワン、ナンバーツーになれるホステスさんは、①おもろい女、②別嬪さん、③話の聞き上手の順番だと、飲み屋のママさんや禿げ(2号さんを持っている旦那のこと)から聞いた覚えがあります。

 

貨物船で、アメリカへ行って大阪へ帰った22歳の頃、室内装飾品の卸屋の人の紹介で、モチ子と、もう一人の女性に英会話を教えていました。東京オリンピックのあった翌年だと思います。アメリカへ行く前にやっていた日本生命のセールスマンに戻って、若いセールスには難しいといわれた事業保険を、室内装飾品卸屋から苦労して取った頃ですから、よく覚えています。

 

英会話を教えて、何回も彼女に会っているうちに、もう、私は、ぞっこん惚れこんでしまいました。それこそ寝ても覚めても、彼女を口説くことばかり考えていました。でも、その1年前はぞっこん惚れられたオナゴはんがいてました。そのおなごはんは珍しい毛筆の手紙をくれました。よっぽど、毛筆に自信があったと思います。

 

男前の徳さんは名前のように、惚れたり、惚れられたり、オナゴはんに忙しかったのです。喜界島の言葉でゆうたら、“イスガシイセイネン ジャソウ“(忙しい青年だねえ)です。続く