「故郷日本へ帰ります｣ 8-21-2013
40年近く住んで、骨も埋めると覚悟していたアメリカから日本へ帰ることに決心した。
英語がまともに出来ないからです。
いちいち頭の中で単語を組み立て、苦労して言葉を話す必要がない。頭を使わずに口からすらすらと出てくる日本語で通じるのが嬉しく楽しかった。
4年前に日本に帰った時に、道頓堀へ行き弟の道雄と、回転寿司を堪能した。つくずく、日本食のおいしさを口だけではなく、目と心で感じ取った。「老後は日本に帰りたい」と言った1世移民の年寄りの声が耳元で大きく聞こえた。また、和歌山県にあるアメリカ村の年寄り達のことも考えた。
英語がまともに通じない、ここモントレーの山奥のアメリカ人の社会に住んでいるから私から見ると、日本は私が2日間の天国旅行で三途の川に立って眺めた天国のようである。言葉が通じる、食べ物の種類が多くて、しかも、おいしい、私は、家が売れ次第故郷日本に帰ることに決めました。
フリムン徳さん
