687-鏡の部屋
2017-07-17 03:58:16NEW !
テーマ:ブログ
「鏡の部屋」
「霊の社会、あの世の社会の人と話がしたい」という私の夢がかなえられそうでんね。私の育った喜界島では、仏壇の位牌に向かって、「ウヤフジ様、子供達や家内中が病気をしないで、いつも元気であるようにお守り下さい」とお願いし、悪い事が起きてもうれしい事が起きてもウヤフジに報告し、お願いしていた。姿は見えないけど、ウヤフジはみんなの守り神であった。病気も治すのもさせるのもウヤフジと思っていた。
墓が汚れている時は誰かが病気をする。
ウヤフジがさせるのだ。家族の誰か の頭痛がなかなか治らない時はお墓へ行き、納骨されている墓を開け、ウヤフ ジの頭蓋骨や骨に絡まった木の細い根っこや、土をふき取りきれいにする。現在は火葬なので頭蓋骨は原形をとどめないが、昔は土葬後改葬をして納骨したので墓の中に形のしっかりした頭蓋骨が納められていた。
頭蓋骨に絡まった根っこや、汚れがウヤフジを苦しめると、ウヤフジは家内の誰かに頭痛をさせた り病気をさせて知らせるのだ。お婆さん達がウヤフジの頭蓋骨や骨を赤子を抱 くように大事に手にしてきれいに拭き取るのを今でもはっきり覚えている。続く