病後の家造りは少しづつ進んでいます。 家造りも最後の段階にきました。 電気を引かなければなりません。 新しい家のヒューズボックスと45メートル離れた 電力会社のメーターボックスとの間を繋ぐのです。
電柱を立てて空中に電線を張るのは景観がよくないから、 電線は地中を通します。 幅25センチ深さ66センチの溝を掘らなければなりません。 これが規格なのです。
何しろこの乾季です。 車も通る庭の土はコンクリートみたいに固くてツルハシも 少し水を撒いて柔らかくしながら、ツルハシとスコップで、 えんやこら、さっさ、えんやこら、さっさと言いながら 掘り始めました。汗がだらだら流れる。 30分掘って、30分休む。 亀の歩みのようにノロリノロリです。
コンクリートを割る電気のジャックハンマーもあるが、 今の私の力では重たくて使えません。ツルハシ この仕事はフリムン徳さんの体力の限界を越えている。 楽に掘る方法を、休むたんびに汗をふきながら、 考え続けました。
もっと土を柔らかくせんとアカンな。 そうだ、さらに柔らかくしてどろどろにしてたろ。 そして、ホースから出る水の水圧で土を押しのけられないか。 水は自分の井戸の水だから、いくら使ってもただだ。
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