659-思い出のアーケイディア② | ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

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EDDYは、見上げるほど背が高くて、

とても優し人だ。

彼の背の高いのには理由がある。

元プロのバスケットの選手だったのだ。

今、プロのバスケットで活躍しているKOBE選手にも

何度かコーチしたことがあると言っていた。

KOBEという名前のいわれは彼の父親が神戸ビーフが

好きだからKOBEと名付けたと教えてくれた。

 

リタイヤーした彼の趣味は毎日のゴルフだった。

ハンディもすごい。絶頂の時はハンディ2だったのだ。

バスケットで鍛えた運動神経の固まりみたいな長身の身体で

クラブを振る姿は、写真に撮りたいぐらいに鮮やかだ。

私を生まれて初めてゴルフに連れていったのも彼だ。

 

去年10数年振りに嫁はんと二人でもと

住んでいた我が家の辺りを覗きに行った。

ついでに、EDDYとオデッサの家に寄ってみた。

二人は涙を流して、私達二人を抱きしめて、再会を喜んでくれた。

二人とも容姿は10数年前と変わってなかったが、

歳を聞くとやはり10数年歳をとっていた。オデッサが91歳、

EDDYが88歳とのこと。

 

EDDYは目が悪く車の運転が出来ない。

91歳のオデッサが運転をして買い物やらをしていると聞いて

、嬉しいやら、涙ぐましいやら、心配やら複雑な気持ちになった。

EDDYは目の前の人の輪郭がわかるくらいしか見えないらしい。

でも、家の中の絨毯の上で、黄色いゴルフボールで

パットの稽古をしていた。

この目の不自由なEDDY、黄色いタマは見えるのでまだ週に

2回はゴルフ場でゴルフをしていると言う。

好きなことは心の目で見えるのだろう。③へ続く