40-フリムン徳さんのパンク「としちゃん」 | ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

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44 「としちゃん」



北の新地の小さな店で 

働いていた 

素人みたいなホステスだった

飲みすぎると 

もう飲むなと、

お袋のようだった


肌がつやつやで

白人のような白さだった

手と手が触れ合うと 

ジーンと甘酸っぱい香水みたいな電気が流れてきた

酔って 介抱されて 

一緒に寝た時も あった

俺をベッドに 自分はフロアに

焦らした彼女だった

35年たっても会いたいのは

としちゃん

アメリカから、

あんたの生まれ故郷の市役所に

2回も電話したが、

探せなかった、

今でも同じ名前で

どこに、生きてはりますか