36-フリムン徳さんのパンク「島の美代ねえ」 | ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

ブログの説明を入力します。

14 「島の美代ねえ」 



島を離れた 

娘息子は 

遠い都会で 

ヤマト生活 

年老いた母さん 

島で墓を守り 

生まれた家で 

思い出守り



一人で座る 

食卓には 

茶碗一つ

お椀一つ 

小皿一つ 

朝昼はいいが 

夜が寂しい 

家族団欒を 

胸に描いて



たまにヤマトに 

旅する時にゃ 

優しい夫も 

寂しいだろうと 

新しい位牌を 

胸に抱いて

飛行機の中で 

語らいながら



子供と孫の顔 

見るだけで 

これが天国 

何もいらぬ 

いつかは一緒に 

暮したいが 

誰が守るの 

島の墓と家