歯科治療の中で避けては通れない処置の中に麻酔がある。

麻酔注射と聞くと痛いというイメージが湧くが最近は進化している。

昔のように針をブスッと刺すのではなく表面麻酔剤をしっかり塗布する。

そうすることでお肉の表面が麻痺し刺す時の痛みが軽減される。

針の太さも最近ではかなり細いものもでている。

また電動注射器を使って注入速度をゆっくり行うことができる。

これらを駆使すると患者にまったく痛みを与えない麻酔が可能となる。

ガスを応用した笑気麻酔を組み合わせると恐怖感も取り除かれる。

麻酔はもう怖くはない?本当?



二十歳前後になると親知らずが生え痛みを伴うことが多い。

原因として虫歯が神経まで進行した場合と周りの歯茎が膿んでしまう場合がある。

磨きにくい位置のため汚れがたまって引き起こされるものである。

抜歯してしまえばいいのであるが上下噛み合っている親知らずの場合、虫歯あるい歯周炎の治療を施し保存する場合もある。保存した場合のメリットは噛み合わせの効率を保持できることや将来他の歯が悪くなって抜けた場合親知らずを支えにして義歯を作ったり親知らずをなくなった歯の位置に移植したりすることも可能なことだ。

もちろん横向きや斜めになっている親知らずは積極的に抜く対象となる。

上下左右4本ともまっすぐ生えて噛み合っている親知らずは滅多にお目にかからない。これはどういうことか?

もともと昔の人は顎骨が発達して親知らずが生えるスペースが十分あったらしい。調理された柔らかいものを食べるようになった現代人は顎が小さく親知らずが埋まったまま、もしくは退化して(進化ともいえる)もともとなかったりする。


歯科用金属には様々な成分が含まれている。

金属アレルギーの患者さんは様々な症状を呈する。

口の中が痛痒くなるだけではなく皮膚に発疹が出たりアトピー様にかぶれることもある。

原因となる金属や入れ歯を他の材料に変えることで症状が退く。

最近では大学病院などでアレルギーテストを簡単に行うことができるので歯科用金属だけではなくセメントや充填材料などについても調べることができるようになった。

我々歯科医師もアレルギー体質の人は当然いるわけで例えばゴム手袋に対して持っている知り合いの歯科医師は気の毒なくらいいつも手が真っ赤にただれていている。さすがに素手で治療できないので大変だ。