聖書箇所(士師記 11:12-28)の要約
アンモン人の王が、アルノン川からヤボク川、ヨルダン川に至るまでの土地を穏やかに自分たちに返すようにと言うと、エフタは、その地はイスラエルがエジプトから出て来たとき、神様がアモリ人を追い払われ、イスラエルが300年間住んでいたと反論します。
しかしアンモン人の王はエフタのことばを聞き入れません。


【示された聖書箇所】
22 こうしてイスラエルは、アルノン川からヤボク川まで、および荒野からヨルダン川までのアモリ人の全領土を占領したのだ。
23 今すでに、イスラエルの神、主が、ご自分の民イスラエルの前からアモリ人を追い払われたというのに、あなたはその地を取ろうとしている。
27 私はあなたに罪を犯していないのに、あなたは私に戦いを挑んで、私に害を加えようとしている。審判者であられる主が、今日、イスラエル人とアンモン人の間をさばいてくださるように。」

【思い巡らし&気付き】
エフタは、イスラエルの歴史をよく知っていたのには驚きました。
ギルアデの長老たちと駆け引きをしたエフタは、今度はアンモン人と駆け引きをします。
エフタは、ギルアデの土地の所有権を主張するアンモン人の王に歴史的事実を根拠に、土地の所有の正当性を主張します。
歴史を正しく知ることが、紛争解決の鍵です。
尖閣や竹島、北方領土についても、日本は、所有の正当性を主張し続けることが重要ではないかと思わされました。
どんな主張にも、裏付けとなる根拠があるべきで、エフタは、神学的正当性の面でアンモン人の王の主張に反論します。
彼は、全地の主権者である神様がその地をイスラエルに所有として与えられたのであり、三百年経った今になって土地の所有を問題にすることは不当であると主張します。
歴史的観点と神学的観点から、ギルアデの地の所有権を論証したエフタは、最終的な裁きを神様に委ねます。
二国間の領土の問題に、神様が御介入くださることを願ったのです。
「審判者であられる主」は、「士師(裁判官)であられる主」と翻訳することができます。
神様は、イスラエルの士師であり、全世界の裁判官です。アーメン!


【祈り】

神様から与えられた相続地を奪うために、偽りによって脅かす敵の戦略を打ち壊す知恵を学ばされます。
裁き主なる神様に裁きを委ねます。
世が主張する力の論理に屈服せず、歴史の支配者であり、王の王であられる主への信仰をもって世に打ち勝たせてください。
反キリストのサタニストどもの悪巧みが主イエス様の時に(一日も早く)暴かれ、阻止され、裁かれ、罰せられますように。
一人でも多くの方がこの「憩いの水のほとり」に訪れ、主イエス様と出会い、罪の悔い改めに導かれてイエス様を信じ罪赦され、救われますように。
主の御心がなりますように。 ナザレ主イエス・キリスト様の御名で祈ります。アーメン!

 

 

 

 

 

 

【おまけ】 

 

 

キリスト教は、宗教ではありません。

キリスト教は、神様であられるイエス様との関係であり、交わりです。

キリスト教には、神殿は必要ではありません。私たち一人びとりが神殿だからです。

御言葉を学ぶ場(集会所やプラットホーム)は必要ですが、、、