春からブログリニューアルのお知らせ! | 一休の整備記録簿

一休の整備記録簿

日々の自動車メンテナンス記録

100年に一度の自動車業界の大変革とはよく言ったもの、特定整備やこれかOBD車検、責任をメーカーや整備工場に押し付け丸投げ、不正を暴いて役所のお手柄の材料にするのは止めて下さい。さらには机上の空論よりも現場にでて考えて下さい。問題山積です!

 

このブログも開設16年以上となり情報の共有、整備記録保存という意味で続けてきましたが、素人さんからの問い合わせも多く目的の方向性が違ってきました。そこで本年2024年5月を目途にリニューアルを予定してます。内容は更にマニアックに(笑)最終的にはエンドユーザー目線!

 

EVや自動運転の前に、内燃機関に課せられてる課題、ディーゼルエンジンにはポストポスト新長期規制や緻密な噴射制御と直噴化、システムの複雑化でトラブルも多く部品の欠品、更には高額整備となる場合も多い。

 

メーカーも改善や対策を行っているが地域ごとや使用方法まで改善できるはずもなく、ここに着目しなければと考えています。ちなみにあるメーカーの説明書引用、故障するとは書いてないですが、我々からみると故障すると言っているようなもの

 

● 車速約15km/h 以下で走り続けている
● 10 分以下の短時間走行の繰り返しやエンジンが暖機できないような走行を繰り返す
● 長時間アイドリング状態

・・・DPFの自動再生ができなくなる場合があります。

 

じゃ、無駄に走り回れば大丈夫(笑) 

当たり前だがこの状態で使用していればトラブルのリスクが高すぎる。各々のメカニックもトラブル回避の為にオイル管理や整備において最善の状態にしているに違いない。しかしユーザーの乗り方使い方は様々、地域の特徴や使い方によって車を味付けできるとしたら・・・、それはプログラムでしか改善できない。昔は海抜によってもキャブのセッティングを変えたりファーストアイドルを高めにできたが今は無理、メーカーですら車両を個別のプログラムにするのは無理だと思う。しかしここを出来るにすることでエンドユーザーが生涯乗る車のコストが軽減できるのであれば嬉しい!

 

 

この分野はまだ途上であり応急的な復旧やテスト的には確立してるが、整備カテゴリーとしては未知数な技術であり、同業者からの意見を共有しながら整備として確立していきたいと思っています。ただしメカニックもそれなりのスキルが必要となりデバイス(装置や部品)がうまく作動できないのにECUのプログラムで直すは本末転倒、今の車の使い方や状態を把握できてこそ役にたつ技術であり、そこは勘違いしないでね。

 

 

自分を含め昭和の整備士はEGRひとつとっても高負荷時燃焼温度を下げNoxの低減させると解っているものの、実際は燃費の向上、エンジン冷却も兼ねている。そしてアイドリングでも作動しているという事実、(動画参照)この辺も把握し地域や使い方、地域限定プログラムをできること、悩ましいデポジットの蓄積も防ぎ高額整備を免れる可能性も高い!とりあえずは中古ECUからクローン製作やNox関係、SCR等、高額整備の回避、部品欠品でお困りの整備工場含めユーザー目線で新しい整備として行う予定です。5月から開業、ブログもリニュアルの予定です!

 

参考)EGRバルブの制御