23年 S412M タウンエース始動不能  | 一休の整備記録簿

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日々の自動車メンテナンス記録

23S412M タウンエース E/G 3SZ  走行64000Km
始動不良で出張です。時々、始動不良になるらしい?
エンジンスタートで、カチ“カチ”カチャ“、バッテリーは問題なし。
年式、距離的にも配線腐食は考えにくいのでマグネットスイッチ不良
に一票と担当者“ おらもそう思った・・・。
 
以前、サービスニュースでT社 マグネットスイッチの接点不良は燃える?
接点接触収束時間をオシロで点検せよ、なんて内容を見たような気がするが
面倒くさい・・・。
セルの脱着は面倒ではないが点検するに奥のため後部が見えずCS端子
B端子はよく確認できない。
この年式ならクレーム扱いかと、ロクに見もしないで脱着開始。

そして単体無負荷テストを行ったが異常はなかった。
せっかく外したし、クレームになるらしいので(適当)交換!?
しかしリビルト供給はまだないようなので、点検と修理をクレーム扱いで
D社サービスにお願いして、数日後到着、
故障状況を説明しただけで、何を交換したのか不明だが早速取付け開始、
始動すると一発始動! しかし完治と思いきや?

洗車を終えたら症状再発、マグネットスイッチがカチカチ カチ“!?
先入観で確かにこの症状はバッテリー上がりか?又はマグネットスイッチの
不具合くらいしか思いつかない?
運転席に座ってくランキングすると、あっ!?
症状発生のクランキング時、シフトインジケーターが一瞬表示しない!
まさか、ニュートラルスタートスイッチ(N S/W)か・・・?
↓一瞬を激写
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N S/Wカプラー部で各レンジ抵抗測定しようかと思って、カプラーを外そうとすると
正常復帰することから、N S/Wの不良に間違いなさそうだ。
 
雪国では下回りのカプラー防水ゴム裏から測定ピンや配線にピンホール
を開けての測定はご法度!
この小さな穴から融雪剤が浸透し、緑青が発生し接触不良や断線の原因となる。
室内のECUで見るのがベストなんだろうが、それも面倒くさい。
 
なので今回も診断機のみで原因究明だと必殺、横着診断だ。
診断機の表示はこちら、
P0705 シフトポジジョン多重/無信号、(ここで既に部品発注済み)
イメージ 2



不具合が発生時、シフトするとLレンジのみメーターには表示する。
当然だが、Lレンジでは始動することはできない。

始動可能なNレンジで実測値を点検すると、ご覧のとおり、
NシフトレンジはOFF表示、メーター内も当然N表示しない時がある。
画像が悪いくて<(_ _)>
イメージ 3
この時の症状が、セルモーターからカチカチ音、
正常な時もあり、Lレンジ表示だけの時もあり、メーターには無表示の時がある?
N S/Wにしては珍しい症状だと思いつつ、結果、さっぱり解らん??
若干、不安を抱きながら、N S/W交換を行って無事完了したものの、
交換後のN S/Wを分解したら、内部から水の混入が疑われる。
イメージ 4
内部のグリスをきれいに拭き取っても端子の焼け等もないので
水による端子間ショートと判断したが、水は思いもよらぬ症状を引き起こし、
時には完治したり辻褄の合わないことがあり泣かされる。
↓清掃後画像
イメージ 5
それよりもT社さん、この部品のシール性、悪すぎではないか!