あなたも保育士の勉強を始めよう!資格マニアでも保育士志望でもない40代イクメンが保育士の勉強を始めた理由。そして合格に至るまで -3ページ目

あなたも保育士の勉強を始めよう!資格マニアでも保育士志望でもない40代イクメンが保育士の勉強を始めた理由。そして合格に至るまで

当ブログは元々、諸事情でなかなか子宝に恵まれず、40代でやっと父親になった手探り子育て体験を綴っていくものでしたが、2021年8月から、私の保育士試験受験体験を書き綴るブログとしてリニューアルすることにしました。(「40代とうさんイックメン日記」から改題)

令和3年度保育士前期試験の東京都会場で起きた、1日目完全中止事件。

事件直後、全国保育士養成協議会のHPには、不利益とならないような何らかの措置をとるようなことが書かれていたのですが、仮に再試験ではなく何かの特例を認めるとすると、①科目合格有効期間の延長、②次回試験の受験料割引または免除、くらいしか思いつきませんでした。

 

自分的には、どっちも今一つ…そんなモタモタ合格するつもりはないし…。

 

ということで、個人的には再試験やってもらえて、不合格科目を一発解消できるといいな、と思っていました。

 

その後、結局、本来の筆記試験から1か月ちょいあとくらいに再試験を実施するという通知が来ました。試験問題もそうですが、場所取り、スタッフ人繰りも大変だったろうなと同情します。

 

で、私はある予想を立てました。再試験の問題は、おそらく予備のものはないから、粗製急造品に違いない。だとすれば、近年の過去問をそのまま流用か、一部アレンジして出してくるはずだ、と考えたのです。

 

 実際それは当たるのですが、予想したくせに、あまり過去問つぶしはやっていませんでした。

 正確に言うと、初回受験(令和2年度後期試験)のときには過去問を何回かやっていたので、まあいいかと思ってしまったのです。1科目だけだしね。

 

 なお、当初の前期試験の会場は、都内のいわゆる民間会議室ビルでしたが、再試験の会場は都内の某大学でした。そりゃ、土日の教室は空いてるから、こんな急遽の試験のためにまとまった会場を取るには大学くらいしかなかったのでしょうね。当日はやや暑かったけれど、冷房なし(さすがに格安で借りて、冷房NGだったのかな)の中、仕方がなかったと思いますが、まあ、でも受かれてよかったです。

 

令和2年の後期試験が初受験となった私は、残念ながら3科目不合格になってしまい、令和3年前期試験を受け直すことになりました。不合格科目は1日目(保育の心理学)、2日目(教育原理・社会的擁護)にばらけていて、どちらもその日の1科目(連続しての2科目目)でした。

 

そして、4月の試験日を迎える…。私の受験地は東京、そして今回はさっさと願書を出したので、受験番号は100番台。第1会場は、渋谷駅から徒歩数分の貸しビル(会議室ビル)でした。

 

会場には早めに着き、席に荷物を置いて、いったんトイレに向かいました。戻っている最中に、なんとビルの一部が停電(巨大なビルのため、分電設備が異なっていたようです)。

 

ええー?

 

結局、試験時間になっても停電は直らず、しばらく復旧を待つので試験開始を伸ばします、と言われ、20分くらいは待ったかな。でも結局、復旧のめどが立たないということで、少なくとも1日目の試験は全科目、中止が決定してしまいました。

 

その際聞いたのは、電力設備に水が流れ込み、枯れ葉とかゴミがたまっていてすぐ処理ができないから今日の復旧は諦めた。明日までに復旧の見込みがあるかどうかは何とも言えない、ということでした。

 

うーむ、明日も試験科目あるけど、勉強すべきかな…このモチベーション維持が、本当に大変でした。

 

なにより、半年間勉強してきた保育の心理学、覚えることがほんとに多いので、また半年後にやり直しかと思った瞬間にすごくうんざりしました。

 

昨年の前期試験のように全国一斉中止なら、昨年と同じ救済が多分行われるでしょうけど、東京の、一会場だけでは、さすがにそうはいかないでしょうし。

 

中止決定が試験室で発表されたとき、暴動とは言いませんが、食い下がっていた中年女性(おそらく保育補助として勤務している方だと思う)がいました。気持ちはわかります。でも、どうしようもないです。

 

結局、この日の事件は、メディアでも報道されました。消火器がまかれたんだって?

過去に保育士試験に落ちた人の腹いせか?とまで噂されました。

 

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210422/k10012989331000.html

 

結局2日目の試験は無事行われ(前日の夕方には、明日はやるよとHPに出ました)、なんとか自己採点で合格決定。これで、保育の心理学だけ半年後にうけなきゃなんないのか…って不安な日々を過ごすことになります。

だって、すぐ再試験をやろうにも、問題の予備なんてないでしょうから…8月頃に地域限定保育士の試験があったと思いますが、それでは7月の実技に間に合いませんしね。

 さて、私が保育士試験を目指そうと考え始めたのは、令和2年の冬です。残念なことに、受験を決断したのは令和2年の前期試験の申込がちょうど終わってしまったころでした。まあ、2カ月の勉強でいきなり受かるわけないし、秋の試験に向けてしっかり勉強し、あわよくば一発合格だ、と思ってテキストを買ったのが3月頃です。

 

 ところが、当時はコロナ禍が本格的に社会を覆いつくし始めたころでした。子どもたちの学校生活は簡単に奪われ、本当に、社会としてどの程度警戒すべきかが、当時の我々は十分にわかってないところがありました。そして令和2年度の前期試験はあっけなく全国一斉中止が決まってしまいました。まあ、当時は仕方なかったのかもしれませんけど。

 

 この件、当時の私は出願し損ねていたから他人事でしたけど、受験書類をよく見ると、自然災害等で中止になっても返金はないと書いてあります。まあ、会場使用料のキャンセル代など実施経費の相当分は支払いが発生するから、試験をやらなかったからと言って全額返金してたら試験実施団体の経営が危うくなるということなのでしょう。

 

 ということで、前期試験中止を食らった人たちは、一万数千円の受験料をどぶに捨てることになったのか?と思っていたのですが、結局、全国的に救済されて、同年の後期試験の受験料に振り替えられること(受験しない人には返金)になったわけです。

 さすがに国の補助とかが入ったのかな…そうでないとこんなことはなかなかできないですよ。

 

 で、過去に似たようなケースはあったのか、と思って調べていたら、平成30年にも沖縄で、天候が理由で実技試験が中止になったことがありました。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-750635.html

 

 中止が決まった直後は、再試験の予定が立たないと思われていましたが、関係者の要望などにより、結局再試験を行うことができました。

 まあ、実技であれば、人数も少ないし、問題の再作成は造形だけでよいので何とかなるかもしれませんね(ピアノの手配が大変だよな)。

 

 これが、筆記試験が中止になると、特に全国一斉中止なら、さあ大変。と思いきや、未実施の問題を次回に丸ごと再利用できるなら、かなり楽ですよね。

 

むしろ問題は、ある都道府県だけ中止、あるいはある都道府県で複数の受験会場があったとき、その一部だけが中止になった場合。この不公平をどうするかって問題でしょう。

 

実は、私は2回目の受験にあたる令和3年度前期試験(結局はそこで合格したんだけど)で、その憂き目にあったのです。続きは次回。

このブログを書き進めていくにあたり、保育士試験の過去の変遷をおさらいしてみました。すると、やや大げさに言えば、時代の動きに翻弄されてきたんだなあと痛感します。

 

ここ20年ほどの世の中の動きを振り返ると、

 

待機児童を解消せよ!

      ↓

保育園を増やせ

      ↓

保育士を増やせ

      ↓

保育士合格者を増やせ

      ↓

試験実施回数を増やせ

 

という怒涛のサイクルで進んできたのではないかと思います。ホントに保育現場に入りたい人、すでに入っていて有資格者になりたかった人にとっては、これ幸いともいえる状況だったかもしれません。

しかし、社会全体の少子化はどんどん進む中で、女性の社会進出も飽和状態が近づいているため、実はすでに、(コロナでの在宅需要増加の問題を差し引いても、)保育需要の頭打ちが近づきつつあると言われているのです。

 そう、もう、保育施設の新設には歯止めがかかり始め、昔ほど、たくさん保育士を養成していかなくてもよくなっていきます。そのとき、年二回試験はなくなるのか?合格最低点が上昇して受かりにくくなるのか?

 それはわかりません。

 

 司法試験のように、超難関、法科大学院に行くのに時間とお金がかかる(保育士養成課程と同じ2年といっても、密度の濃さは全然違うでしょうから~)、そして苦労してなったのに弁護士が急に増えすぎて仕事がない!食い詰める!どうしてくれるんだ!なんて話がありましたけど、保育士が余り始めると、いったいどうなるのでしょうか。

 

 いや、保育士は、司法試験のように資格持ってるのに法曹の仕事をやってないなんてもったいない、と言われるような資格ではなく、私もそうですけどペーパー保育士がもともといっぱいいる世界だから、あまりまくっても、別に困らないはずです。

 

 が、かたや弁護士においても、数が増えるのだから活躍の場を広げましょう、って話があったように、保育士も、保育園勤務だけが活躍の場ではないってことで、保育園大量閉園時代が今後きてしまったときには、他の児童福祉施設などで雇用を吸収するなど、活躍の場を広げていくべきなんじゃないかなと、そう思います。

 そういうことを意識して、保育士の勉強ができるといいと思うんですけどね。

 前回、保育士になるために最低2年以上(専門学校・短大以上)の保育士養成課程を経るか、自分で試験に受かるかという2つのルートの話をしましたが、後者の場合、意外や意外、実は受験資格があって、誰でも受けられるわけではないんですよね。学歴要件を簡単に言うと、専攻は不問ながら、大卒、短大卒、高専卒、高卒者が入る2年制専門学校卒ならOK(卒業見込みも含む)となっています。私も、初回受験時に、わざわざ出身大学から卒業証明書を取り寄せた記憶があります。

 

 一方で、中卒者、高卒者は、一部の例外を除き、その学歴のままでは受けられず、児童福祉施設での実務経験を一定時間積むことで受験資格が得られるのだそうです。必要な経験とは、中卒の人は5年かつ7200時間以上、高卒の人は2年かつ2880時間以上ということなので、一月あたり120時間(週あたり30時間)。パートタイムであるとしても、週5日ガッツリ働かないと出ない数字ですね。

 

 とはいえ、なぜこうなっているのでしょうか。私の勝手な想像ですが、保育士になるには、あくまで養成課程を経るのが正式ルートで、試験受験組はあくまで、保育士の人数を増やすための門戸拡大策として認められた2番目のルートだと、役所は考えているのではないかと思うのです。したがって、試験合格は保育士を目指す人の「回り道」であって、養成課程2年間に通った人と同程度の教養は身に付けていてもらわなければダメだ、という発想なのではないでしょうか。

 

 ただ、中卒、高卒の人が実務経験で学歴を免除されることについては、家計の事情などで進学できなかったが、保育現場でたたき上げている人には例外的に受験の道を確保しましょう、くらいの考え方なのでしょう。