GROM ハンドルスイッチ交換その2 | ガレージ 一狐亭

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どうもこんばんは、一狐です
前回はカワサキ系スイッチボックスの流用例でしたが、今回はホンダ系の物で実際に交換

GROMのスイッチボックスを交換するにあたって一番の障害は市販されていない
特殊カプラでしょう

ハリケーン:延長ハーネス 300mmロング/ハリケーン
ハリケーンから出ている延長ハーネスが使えるらしいです
自分が試したわけではないので断言できませんが、この延長ハーネスを使って接続しているオーナーが居ます

また、CBR1000RRの04、05、06のどれかがGROMと同じカプラを採用してるっぽい
ので、端子を抜いて差し替えれば流用可能かも
しかしCBR1000RRのスイッチボックスはVTRの後期国内と同じタイプ

25年以上前88NSRの頃から続いてるこの古くさくて使いにくいタイプをわざわざ
金払って買おうとはとてもじゃないけど思いませんw
昔乗ってた92式900SLも同じ形だったと思います

そんな訳で交換するタイプはこれ

CB400SF系によく採用されたタイプ
玉数が多く中古価格が安い反面、流用しようとすると内部構造の違いで意外と選択肢が
少ないので買うときは要注意

GROMに流用する場合
NC31等チョーク機構が付いている物は駄目
CB400SF-VTEC前期等のチョーク無しは使えるがリングを通すために左グリップを外す必要有り
NC39後期はリング無しで一体化されたので問題なし
NC39最終型等のウインカーポジションが別ユニットになった物はポジションが
使えるか不明
と、CB400SF系でも何種類かあります


では実際に交換
前回みたいにハーネスをぶった切ってつなぎ直しても良いんですが、面倒なので今回は
カプラーからスイッチボックスまでのハーネスを流用し、スイッチボックスのみを交換します


最初にGROMの奴を全バラにして、配線とスイッチを完全に分離させます
絶縁用なのかハンダの上になにやら田宮のエナメル塗料みたいなのが塗られてますが
ドライバーで擦るとパリパリと割れます

同様に交換用の奴も全バラ

このスイッチ類はGROMのスイッチと全く同じ様な接点なので配線側の加工は一切する
必要はないです


こんな感じでハンダ付け
水色(空色)が右ウインカー、灰色がウインカー電源、橙色が左
黒がウインカーポジション電源、橙/白がWP左、水色(空)/白がWP右


青がHi、黄色がライト電源、白がLo
黒がホーン電源、若葉色がホーン
パッシングスイッチが余りますが、今回は付けません


ちゃんとこの配線の通り機能するかテスターでチェックしてくださいな
エナメル塗料っぽいのは塗らなくていいでしょう、カワサキの無かったし

この作業では端子が大きいので30Wのハンダごてでは熱量が足りずちょっと厳しいと思います
40Wの方が向いてますが最近購入したこいつはかなり良いです
対象物に合わせて50Wまで自動で出力を可変してくれるので温度が上がりすぎて配線の皮膜が溶けたり低すぎてハンダ不良といった事がないのでハンダ付けが苦手な人には強力にサポートしてくれます
こんなの要らんだろうと思ってましたが、初めて電動自転車に乗った時レベルの何これ!?感を体験しましたw
白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600/白光





では配線し終わったら元に戻して取り付け

位置決め用の5mm穴開けてサクッと取り付け
どうせグリップ外すなら何か別のに付け替えようっと

今回使用したスイッチボックスはフォルツァXのMF08用です
MF06も同じなので使えますが、Zは変速スイッチが更に付いてます

フォルツァXは左ブレーキ用ともう1組別になんか付いてて流用するにはちょっと不向きですが今回みたいにハーネス丸ごと交換なら全く問題なし
そのせいかかなり値段が安いですが、ビクスクはバイクシートをかけて保管する車両が少ないのか程度が悪いのがかなり多いです
中古で買うときは日焼けしまくった物は避けるべきでしょう
チョークレバーの名残を埋めるリングが付いてない物は論外ですがw


ウインカースイッチだけで言えば今まで乗ってきた中でこれが一番使いやすいですね
斜めにオフセットされたスイッチが絶妙です
これにハザードがあれば完璧だったんですがねぇ
つーか、余計な事すんじゃねぇホンダさんよぉ~

次回GROM用サブコンENIGMAの取り付け
まだ雪解けしてないのでセッティングが出るのはGW以降になりそうな予感