どうもこんばんは、一狐です
今回はフロントフォークスプリングの交換
アウターチューブにカシマコートをした事によって動きすぎの減衰力が足りない状態をなんとかするため
現在VTR用としては大きく分けて3種類の選択肢があります
HYPERPROのマルチレートスプリング
YSSのダブルレートスプリング
各社シングルレートスプリング
HYPERPROは昔から定評のあるメーカーですが、傾向として初期は純正より柔らかく奥で踏ん張るタイプ
サスをかなり積極的に動かすしなやかなバネだけど、ストローク感が分かりにくいとのインプレもあったので今回の趣旨とは逆
各社シングルレートはバネレート、粘度、油面は参考データ程度で後はご自由にが基本
自由度が高すぎて沼りたくないので今回は見送り
YSSは車種によってかなり評価が違い、VTRはインプレが見当たらない
油面160mm 粘度10W 50.1mm2/sとオイルの粘度がかなり高い
YSSのオイルは7.5Wが他社の10Wと同等のため全体的に硬め
バネレートと粘度を上げつつ、油面を下げる方向なので今回のカシマコート対策と一致するのと、前後でYSSに揃えようかなと言う事でチョイス


上がYSS 下が純正

純正と比較するとなぜかバネの巻方向が左右逆
取付は指定が無いので、純正と同じく巻きが密になっている左を下側に
フォークオイルはYSS指定の10W


SYNTHETICと書いてありフォークオイルにしては珍しく合成油を標準にしている模様
販売ページには合成油だとは一切書いてないのでもっとアピールしても良いのにとも思う
!?

販売店のページと粘度が違うぞ?
グレード 品番 粘度(40℃) 粘度表示
5 122-0001 22.5mm2/s 柔らかい
7.5 122-0002 32.1mm2/s ↑
10 122-0003 50.1mm2/s ↑
15 122-0004 66.8mm2/s ↓
20 122-0005 99.4mm2/s ↓
30 122-0006 150mm2/s 硬い
50.1→44.7なので差はそこそこ大きい
YSSは今年オイルを変えたみたいな事を聞いた様な気がするので、その影響でしょうか
大手メーカーだとアナウンスなしに変えたらかなりザワつく所ですが、YSSなのでまぁ…って感じなのでしょうかね
何も知らずにオイル交換したら、同じ10Wなのにかなり柔らかくなりそう
インプレ
これに比べると本田さんのバネはカスや。
と言いたくなるほどの違い
※個人の感想であり、カシマコートがかかっているので前期純正とはちょっと変わります
良いところ
硬いというよりはしっかりとしたコシがあり、ブレーキングとコーナー中の安定感と安心感がまるで別車種
フルボトムしそうな怖さは無くなりしっかりと路面を押さえつける安心感
旋回中のラインの揺れが減って修正のリアブレーキの出番が激減

純正もYSSも同じくダブルレートですが、柔らかい部分のストロークは体感でYSSの方が半分位に感じます
街乗りの柔らかさも維持しつつ、シッカリとストロークを確保できてる
悪いところ
相変わらず納期が3ヶ月かかる
フロントフォークをちょっと強化したい位の人はたぶんHYPERPROの方が合ってると思う
リア周りの整備とフロントブレーキの強化は必須
割とシッカリブレーキをかけないと沈み込まないので、だら~と乗っていると曲がらない
前期のフォークだとちょっと硬すぎるかもしれないので、粘度を下げたほうが良いかも
後期フォークだと特に相性が良さそうで現行44.7mm2/sの10Wで問題ないと思います
前期フォークにカシマコートをした事で、後期フォークの様に落ち着きがなく腰砕け感が出てしまい悪い部分ばかり目立っていたのが、オイルの粘度が高くても微振動を吸収しつつ滑らかにストロークしてくれる様になりやっと本領を発揮できた感がすごい
接地感、ストローク感も戻ってきたのでカシマコートを施工した場合、粘度とバネレートを上げつつ油面を下げる方向が良いのかも





































































































