創作抹香石 | 水石 一刻亮のちょっとしたコダワリ

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水石の深淵なる美を見つめて

どうにもこうにも、インスタグラムの方が手軽なので

ついついブログの更新が滞ってしまいました。

 

 

 

 

掛軸を掛け替えまして秋の装いです。

 

 

 

 

 

『山元春挙』筆、明月の図です。

 

 

添えは五重塔です。

当然掛軸の月が一番高い位置、彼方に望む遠山連山

一番低い位置に五重塔です。

ところが、この掛軸は出始めの月で、構図が近景なので本来は位置関係がおかしいですね(苦笑

 

 

 

 

この抹香石は創作石です。

私は創作石と知ったうえで飾り楽しんでいます。

 

底は切断ですが、部分的に地肌が残っています。

 

台座は銘人『広寿』作です。

鈴木さんが認めた石というだけで価値はあると思います。

作の悪い創作石になど台座は作ってくれないですからね・・・

 

 

最近仕入れました達磨卓ですが、薄手の作りで品が有り気に入りました。

色々と使い勝手が良さそうな平卓です。

角の丸みが柔らかさを感じます。

 

以前の飾りですが、この卓ではごつ過ぎる印象を受けます。

 

 

コチラの卓では左右の幅が足りませんね、

天板も薄すぎて安定感が足りません。巻き足もくどすぎます。

 

 

 

 

コチラも創作抹香石ですが、比べたら前者に劣りますね

因みに台座は一刻爺の作品です。

 

ここまで来ると大分人工物で有ることが解かると思います。

この石に関しては原石の質も劣りますね・・・

コチラも台座は一刻爺の作です。

 

結局のところ創作石にしても上手い下手があるのです。

作りの良い物はそれなりの価格がして当然なのです。

そして良い物は見飽きません。