木枯し紋次郎15『さらば峠の紋次郎』 | 水石 一刻亮のちょっとしたコダワリ

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水石の深淵なる美を見つめて

 
 
とうとう、この日が来てしまった・・・
ラスト15巻読み終えました。
 
いやぁ、長い旅路だったけど一気に読んでしまったなぁ
自分の読書歴では最速で読み進んだなぁ・・・
 
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表題作を最後にと
・恋の闇路を見送った
・白刃が消した涙文字
・夜桜に背を向けた
・遺恨の糸引く奴凧
・死神に勝つは女か雷か
以上6編収録されてます。
 
 
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宿命のライバル峠花の小文太と、木枯し紋次郎の名を騙った大屋の政吉、
役者は揃った!!!
 
紋次郎は政吉の喉に長脇差(ナガドス)を突き刺した。
抉るように回してから長脇差を抜き取る。
とたんに、政吉の身体の痙攣がやんだ。紋次郎は、長脇差を鞘に納めた。
 
『これで、何もかもすみやした。御免を、被りやす』
 
これから、どこへ・・・
音を立てそうに震えている女が、かすれた声で訊いた。
 
『地蔵峠を越えて、上州へはいりやす。ずいぶんと御達者で、ごめんなすって』
紋次郎は、小文太と女に背を向けて歩き出した・・・
 
 
 
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木枯し紋次郎の孤影は峠の向こうへと消えた
 
 
 
 
結局のところ、紋次郎兄貴の孤独な旅は終わらないのですねぇ・・・
どこかで、だれかが、風の中で待っている
 
紋次郎の兄貴が、きっと帰ってる来ることを
俺は信じる!!!