木枯し紋次郎14『女の向こうは一本道』 | 水石 一刻亮のちょっとしたコダワリ

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水石の深淵なる美を見つめて

 
 
全15巻の内、14巻目にして最強のライバル“峠花の小文太”登場!!!
 
直心影流の達人で武家崩れの渡世人“峠花の小文太”は、
行方不明の妹が紋次郎のため女郎に売られたと聞く。
5年ぶりに再会したその妹は死の床にあった・・・
小文太は紋次郎を斬り刻むことを誓った!!!
 
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『明日のおのれを見通せねえ身にござんす。先のことはあっしにもわかりやせん』
紋次郎の兄貴、絶体絶命の危機!!!
 
・・・なんですが、対決はラスト15巻に持ち越しなんです。
どんな戦法で強敵に討ち勝つのか?それとも孤独な旅に終止符を打つのか・・・
 
収録されているのは表題作に加え
『孤影は峠を越えた』
『黒髪が風に流れて』
『黙して去った雪の中』
『関所に散った梅の花』
の以上5編です。
 
なかでも『黙して去った雪の中』のエピソードが自分は秀作だと思いました。
木枯し紋次郎の面白さには、話の舞台となる街道の描写が大いに関係してると思うのですが、
 
その活動範囲が関八州で、しかも頻繁に登場する街道が中山道・甲州街道・三州街道・東海道等であり、宿場町も奈良井・妻籠・塩尻・掛川等々わりと身近な地名が出て来ます、
 
そうした所も木枯し紋次郎を楽しめる一つのポイントになってるコトは間違いありません。
『この道も紋次郎の兄貴が歩いた道か・・・』
そんなこと考えながら各地の古い宿場町や、兄貴が野宿したかもしれない神社を巡るのが
また楽しいのです♪♪♪
 
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おおっと、新・木枯し紋次郎オープニング
『やしきたかじん』バージョン発見!!!やっぱ日本語が良い