日吉神社(下の宮) | 水石 一刻亮のちょっとしたコダワリ

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水石の深淵なる美を見つめて

 
8耐観戦の前に神社に御参りしました。
ココは岐阜県安八郡神戸町下宮に鎮座する『日吉神社』です。
 
 
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石鳥居から参道を眺める 
 
 
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参道左脇にお寺がありまして、チラッと石仏がみえましたので撮影です。 
 
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馬頭観音様でした。頭の馬の顔がマヌケで可愛いです。
 
 
 
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さらに進みますと・・・ 
 
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本殿が見えてきました。
石段下に一対、玉垣内に一対、どちらも参道に向かい合う形で狛犬様が置かれてます。 
 
 
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先ずは石段下の大正7年生れの狛犬様ペア取材
右側阿形、精悍な顔立ちですね、玉持ちでした。 
 
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左側吽形、 
 
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足元には子狛がじゃれついてます、 
 
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その子狛ちゃん、逆立ちしてます(笑
 
 
 
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さて、本命は玉垣内の岐阜県重文の狛犬様ペアです、
なんとガラスケースに入れられた状態で おわしました
 
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初めてですね、ここまで保護されてるのは
そこはやはり重文だからか・・・ 
 
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 ガラスが反射しちゃってお姿がわかりずらいですねぇ
タテガミはオールバック、立ち尾でシンプルに先端がカール
 
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右側の阿形なんです、彫りは全体的にシンプルなんですが、
体のラインが柔らかくスマートで、気品を感じます。 
 
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タテガミは顔の横から顎にかけてかるくカールしてます。 
 
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前脚に奉献年が彫り込んであるのですが、
なんと、天正五年ですと!!! 
安土桃山時代ですよ、400歳以上!!!
(なんともめずらしく、阿吽共チンチン付きの♂)
 
 
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こちら吽形、鼻先から口元にかけて風化が進んでます、
やはり400年風雨に晒されたら無理もない事ですね、
 
重文ですからガラスケースの保護もやむを得ないのか・・・
でもね、せっかくなら木造の屋根囲いにしてもらいたいなぁ
 
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奉献者の名前が刻まれてます。 
『不破河内守光治』
自分、戦国時代はよく解らんのですが、斉藤道三に仕えたのち信長に仕えた武将らしいです。
天正5年(1577年)8月の柴田勝家を総大将とした加賀国平定の戦には佐々成政・前田利家と
共に参陣したとあるので、戦勝祈願に奉献したのでしょうか・・・
 
いやはや歴史のロマンを感じますねぇ~
ひきつづき上の宮につづく