「天竺の〇〇を授かりに行きなさい天使

というお告げを何度も受けて、

 

今年の2月にインドへと

行ってきました。

 

以前のブログ(天竺霊験記シリーズ)

にて紹介しました。

 

まずはお釈迦さまの八大聖地を巡り、

天竺の〇〇を授かる為に

ハードなミッションをヘロヘロに

なりながらもクリアしていき、

 

一週間以上かけて八大聖地の

巡礼を終えたあと、

 

最後の目的地となるナグプールという

街に向かったのでした。

 

 

興味のない人には難しい話に

なってしまうかもしれませんが、

 

少しだけお話すると、

ナグプールには三蔵法師様によって

存在こそ伝わってはいましたが、

 

誰もどこにあるかわからなかった

伝説の「南天鉄塔」が発掘されたと

いう場所があるのです。

 

 

 

 

その南天鉄塔というのは、

密教の根本経典である『大日経』、

 『金剛頂経』の成立の聖地という

密教僧にとってはとんでもなく

重要な場所なのでありますが、

 

 

 

日本のお坊さん達も、

南天鉄塔を絵でしか

見たことがなかったわけです。

 

 

お大師(空海)さんによると、

 

龍樹は南天鉄塔の中に入って、

金剛薩埵から灌頂を授かり、

 

秘密にして最上なる曼荼羅の教え

(密教)を受けて記憶し、

 

現世に伝えひろめたという

伝説上の大塔なのですな。

 

 

現代まで南天鉄塔は絵の中だけの

存在でしたが、

 

ある日本の僧侶である

佐々井秀嶺上人が 

 

インドから日本に帰ろうとする

前日の夜、

 

中国や日本では八宗の祖師と

尊敬され崇められている

 

大乗仏教を大成させられた

龍樹菩薩(ナーガルジュナ)が夢に現れて、 

 

このように告げたのでした。

 

 

 

「我は龍樹(りゅうじゅ)なり 

汝速やかに南天竜宮城へ行け 

南天竜宮城は我が法城なり 

我が法城は汝が法城 

汝が法城は我が法城 

汝速やかに南天竜宮城へ行け 

南天鉄塔亦そこにあらむ乎」

 

 

これが実際に龍樹菩薩が

 

佐々井秀嶺上人に告げた

夢告の内容でありました。

 

佐々井上人はこの夢のお告げを頼りに、

ナグプールに来てからも

遺跡を探し続けて、

「ここだ」という山を掘ってみた所、

ついに南天竜宮城を見つけたのです。 

 

 

このお告げがなければ、

佐々井上人は日本に帰り、

ナグプールにも来ることもなく

南天鉄塔も見つけることは

なかったでしょう。

 

 

なので、そのような場所に

生きている間に行けるだけでも、

あり得ないようなことなのでありますから

考えただけでも感激しておりました。

 

 

 

ちなみに仏教の発祥の地である

インドでは仏教は滅び去ってしまい、

 

数十年前には仏教徒は

数十万人しかいない状態でした。

 

 

しかし、その滅び去ってしまっていた

インド仏教をこの日本の僧侶である

佐々井上人が復興させ、

今や1億5000万人もの

インド仏教徒の頂点に立たれているという

大乗の開祖達をも越えるような

偉業を成した高僧なのでございます。

 

 

毎年行っているという

大改宗式【得度式】の写真ですが、

凄い数の人々が集まっています。

 

佐々井上人はインドの首相より

「龍樹」という名前を授かっているので、

日本人が得度をすれば龍の一字を

頂けるのだそうですよ。

 

インドに行けばわかりますが、

国民のほとんどがヒンズー教徒なので、

日本なんかよりも布教などを

できる雰囲気ではありません。

 

普通に56されますしね。

 

なので何度も暗殺の危機に見舞われ、

死の淵を彷徨ったと言われていました。

 

 

それでもインド仏教の

復興のために尽力し、

 

日本の人口以上のインド仏教徒の

最高指導者である佐々井上人は、

 

あまり日本では知られてなくとも、

世界では伝説の高僧として名を残す

お一人なのでございます。

 

 

気になる方はテレビ番組で

やっていた動画があるので、

お時間ある時にでも

見て頂ければと思います。

 

 

 

そんな偉大なる高僧が

発見されたという南天鉄塔が

我々の最終目的地でありましたので、

 

観光でもほぼ誰も行くことのない

ナグプールへと来たのでした。

 

 

つづく

 

金剛山 一光寺

 

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